内容説明
人はいかに見るのか?いかに記憶するのか?誰もが持ち、さまざまな場面で遭遇する、ディレンマ、葛藤、幸せな記憶、トラウマはいかにつくられ、なされるのか。その脳のしくみをあきらかにする。
目次
第1章 総論(脳機能の局在論と全体論;学習万能論と生得論 ほか)
第2章 知覚・認識・選択的注意(要素情報の抽出;情報の統合 ほか)
第3章 運動の制御(運動制御の脳システム;脊髄・脳幹系による運動制御 ほか)
第4章 記憶(今日の記憶研究;記憶研究の歴史 ほか)
第5章 行動の認知科学(認知制御とは;前頭連合野の構造と機能 ほか)
著者等紹介
甘利俊一[アマリシュンイチ]
理化学研究所脳科学総合研究センター長。1936年生まれ。1958年東京大学工学部卒業。1963年九州大学工学部助教授。1967年東京大学工学部助教授。1982年同教授。2003年より現職
田中啓治[タナカケイジ]
理化学研究所脳科学総合研究センター副センター長。1951年生まれ。1975年大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。1989年理化学研究所国際フロンティア研究システムチーム・チームリーダー。2003年理化学研究所脳科学総合研究センター認知脳科学研究グループ・ディレクター。2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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