内容説明
社会が流動化・個人化する現在、人びとはどのように社会を見つめているのか?「社会階層と社会移動全国調査」(SSM調査)の最新成果をもとに現代の階層・格差の深層を明らかにする。
目次
1 階層意識の変容(転態する階層帰属―階層化社会の「見え姿」をめぐって;高学歴化と階層帰属意識の変容 ほか)
2 働き方意識の動態(雇用流動化社会における働き方と階層帰属意識;格差社会のなかの仕事の価値志向―脱物質主義化仮説の再検討 ほか)
3 格差の評価と分配の理想(「新自由主義の受容」は何により促されたか―市場化と価値意識;格差と政治的価値―メリトクラシー社会の理念と市民社会の理念 ほか)
4 共同と連帯の階層的構成(中間集団による連帯の可能性;パーソナル・ネットワークの保障機能 ほか)
著者等紹介
斎藤友里子[サイトウユリコ]
法政大学社会学部教授
三隅一人[ミスミカズト]
九州大学大学院比較社会文化研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。