出版社内容情報
明治期の近代的大学の移入も戦後教育改革も,欧米の単純な引き写しではなかった.激変する時代・社会にあわせ日本の高等教育,研究,そして大学の自治を模索した試みは,それゆえに複雑な力学を内在させ,21世紀の今日なお,日本社会の変化とともに大学の動揺は続く.第一人者が一貫した視点で活写する待望の通史.
目次
第1部 戦前編(移入と模索の時代;設計と整備の時代;高等教育の展開と大学論・自治論の時代;改革と公・私立大学出現の時代;高等教育拡張と不況の時代;戦時下と崩壊の時代)
第2部 戦後編(改革構想と設計の時代;改革構想結実の時代;四年制大学・短期大学・大学院出発の時代;新制大学の拡大と紛争の時代;規制緩和とグローバリゼーションの時代)
著者等紹介
寺〓昌男[テラサキマサオ]
東京大学・立教大学・桜美林大学名誉教授。1932年福岡県に生まれる。1967年東京大学大学院教育学研究科修了、教育学博士。財団法人野間教育研究所所員、立教大学教授を経て、1979‐93年東京大学教育学部助教授・教授、1993‐98年立教大学教授、1998‐2003年桜美林大学教授、2004‐16年立教学院本部調査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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