近代朝鮮の雇用システムと日本―制度の移植と生成

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130460903
  • NDC分類 366.022
  • Cコード C3033

出版社内容情報

旧支配秩序の大変動と異民族支配という状況下の植民地期に,朝鮮における雇用システムはいかに形成されていったのか.産業化や都市化といった社会経済的変化のなかで展開する,朝鮮人労働者,日本人労働者,日本人経営者,植民地官僚それぞれの関係性に注目し,近代朝鮮の歴史像に新たな視点を提示する.

目次

第1部 モティベーション(朝鮮人労働者の新たな労働観―朝鮮労働共済会機関誌『共済』を中心に;日本人経営者と官僚の朝鮮人労働者認識)
第2部 市場(労働市場の形成;労働市場の構造と変化―全朝鮮と小野田セメント社の事例)
第3部 制度(法的制度の論議―工場法制定の試みと失敗;実質的制度の形成―小野田セメント社平壌工場と本社工場との比較)

著者等紹介

宣在源[ソンジェウォン]
1963年韓国・ソウル生まれ。1986年ソウル市立大学校経商大学貿易学科卒。1996年東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程修了。経済学博士。同年東京大学大学院経済学研究科助手。2000~2002年ハーバード大学客員研究員(ライシャワー日本研究所、経済学部)。2002年平澤大学校国際関係学部専任講師。2004年同助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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