農村開発金融論―アジアの経験と経済発展

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130460798
  • NDC分類 611.5
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本を含む東アジアの現状を詳細に検証することによって,農村の開発,発展に対する金融の役割を包括的に考察する.貯蓄,取引費用,インフォーマルな金融等といった開発途上国の農村金融を論じる際の重要ポイントを的確に整理・分析し,開発,経済発展に効果的な農村金融のあり方を追究する.

内容説明

農村発展に対する金融の役割を、アジアの農村金融の現状を念頭に置きながら、できるだけ基本的な部分から包括的に検討。背後の問題意識は、農業を含む農村の発展に対して、金融に何ができるのか、あるいは何ができないのかを明らかにする。

目次

アジアの農村金融と農村金融市場理論
第1部 農村開発金融の分析軸(農村貯蓄動員をどう考えるか―日本の経験を中心に;取引費用概念と農村金融;農家金融における資金転用問題;農村金融の発展と回転型貯蓄信用講)
第2部 各国の農村開発金融事例分析(東アジア3国の農村金融;フィリピンの農村金融と金融自由化;ベトナム農村金融改革の「成功」)
農村開発金融論の課題

著者等紹介

泉田洋一[イズミダヨウイチ]
1948年長崎県に生まれる。1973年東京大学農学部卒業。1978年東京大学大学院修了。1978年宇都宮大学助手。1985年宇都宮大学助教授。1996年東京大学大学院農学生命科学研究科教授、農学博士
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