生活世界からみる新たな人間-環境系

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130341745
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3330

出版社内容情報

開発と環境保全との激突をソロモン諸島,海南島,沖縄列島の地域社会からえぐりだすと,多様性のなかにも類似する特徴があらわれてきた.住民の環境に対する知識や意識のダイナミックな変貌、コンセンサス形成の困難さなどを,開発の現場である生活世界から直視し,環境問題を解決するための新たな視点を探る.

内容説明

開発と環境保全との激突を、ソロモン諸島、中国・海南島、沖縄列島の地域社会からえぐりだすと、多様性のなかにも類似する特徴があらわれてきた。住民の環境に対する知識や意識のダイナミックな変貌、コンセンサス形成の困難さなどを、開発の現場である生活世界から直視し、環境問題を解決するための新たな視点を探る。

目次

開発をめぐる地域社会のコンセプト
1部 現実をえぐりだす視点(環境的正義とコンセンサス形成;エコ・コモンズと在地リスク回避;マイナー・サブシステンスと日常生活―あるいは、方法としてのマイナー・サブシステンス論)
2部 環境を評価する試み(基本的ヒューマン・ニーズの充足からQOLへ;衛星画像分析はなにを明らかにするか;開発と環境保全の相互連関性―マルチエージェント・モデルによる分析)
3部 座談(新たな視点の構築に向けて)

著者等紹介

大塚柳太郎[オオツカリュウタロウ]
東京大学大学院医学系研究科教授

篠原徹[シノハラトオル]
国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授

松井健[マツイタケシ]
東京大学東洋文化研究所教授
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