出版社内容情報
国民国家の独立後、半世紀を経た激動のゆくえをどうみるか。複雑な要因から影響を受け展開する南アジア諸国の変化について、インド人民党の台頭や地方分権化など転換期のインドを中心に、選挙・憲法・軍政・外交などの視点から分析し、今後の方向性を提示する。
目次
第1部 国家の形成(運動から国家へ―南アジアにおける国家と国民の形成;南アジアの憲法と国民統合―インド憲法を手がかりとして;南アジアにおける民主化と民主主義の運営)
第2部 民主政治の展開(南アジア諸国における選挙と政党政治;インドにおける分権化の進展;インドにおけるカースト政治―「利益集団」としてのカースト ほか)
第3部 国家運営のパフォーマンスと域外関係(インドのシビリアン・コントロール―パキスタンとの比較を視野に入れて;南アジアにおける軍政―正当化の論理と背理;インド政治史への政治経済学的アプローチ ほか)
著者等紹介
堀本武功[ホリモトタケノリ]
国立国会図書館調査及び立法考査局
広瀬崇子[ヒロセタカコ]
大東文化大学国際関係学部
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