日台関係史 1945‐2008

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  • サイズ A5判/ページ数 261,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130322119
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C3031

出版社内容情報

激動の東アジア戦後史のなかに、現在までの日台関係の歴史を描き出す初めての通史。日台共同研究の成果。

内容説明

日本と台湾から東アジアを理解するための待望の基本書。戦後の日本、中華民国、そして台湾社会の六十数年の変容をグローバルな視点から描き出す。

目次

戦後日華・日台関係を概観する
第1部 日華関係の展開と終焉(日華・日台二重関係の形成―一九四五‐四九年;日華関係正常化の進行―一九五〇‐五七年;日華関係再構築への模索とその帰結―一九五八‐七一年;日華断交と七二年体制の形成―一九七二‐七八年)
第2部 国際構造変動下の日台関係(日台関係の安定化と変化への胎動―一九七九‐八七年;台湾の民主化と新たな日台関係の模索―一九八八‐九四年;安全保障の二重の三角関係―一九九五‐九九年;東アジアの構造変動と日台関係の再編―二〇〇〇‐〇六年)
継続と変容のなかの日台関係

著者等紹介

川島真[カワシマシン]
東京大学大学院総合文化研究科准教授。1968年生まれ。1997年東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。博士(文学)

清水麗[シミズウララ]
桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部教授。1968年生まれ。1998年筑波大学大学院博士課程国際政治経済学研究科単位取得退学。博士(国際政治経済学)

松田康博[マツダヤスヒロ]
東京大学東洋文化研究所准教授。1965年生まれ。1997年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。2003年、博士(法学)

楊永明[ヨウエイメイ]
台湾大学政治学系教授。1964年生まれ。台湾大学卒業、米ヴァージニア大学Ph.D.(国際関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いまにえる

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特に72年前後の日本台湾アメリカ中国の攻防は紙一重といった感じ。当時の日本人の多くは台湾を国として考えていたのに今や中国の一部という国家間コンセンサスに依拠してものを考えている気がする。2017/06/01

のとや書架

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戦後の日台関係通史。日中関係史はやはり東大出版会から3巻本で出ているが、こちらは1冊。その分、コンパクトに纏まっている印象を受ける。外交をキーワードにひもといていく時、そこには日台という二国間関係のみならず、アメリカ、中華人民共和国という諸要素、力場のなかで関係が左右されていることが明解に理解できる。日本人の中にある台湾イメージと、台湾人(複数のエスニックグループが存在する)の中にある日本イメージと関係を考えることは重要であろう。強いて言えば、社会文化面にやや不満が残る。2012/10/26

メルセ・ひすい

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★5 四名の論文集 非常によく書かれている! 日本と台湾から東アジアを理解するための基本書。戦後の日本、中華民国、そして台湾社会の60数年の変容を、バイラテラル、リージョナル、そしてグローバルな視点から描き出す。 ★5  山室信一先生の『キメラ』も是非お勧めいたします。2009/05/11

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