朝鮮開化思想とナショナリズム―近代朝鮮の形成

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  • サイズ A5判/ページ数 390,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130261340
  • NDC分類 221.05
  • Cコード C3022

出版社内容情報

19世紀末から20世紀初を対象に、「朝鮮」「韓国」「朝鮮民族」などの概念が形成される過程とメカニズムを解明する。

目次

朝鮮開化思想研究の歴史と課題
第1部 朝鮮開化思想の形成と兪吉濬(朝鮮における国民国家創出論の形成―兪吉濬の対外観と「国民」創出論;朝鮮開化思想の構造―兪吉濬『西遊見聞』の文明論的立憲君主制論;保護条約以後の「実力養成運動」の論理と活動―兪吉濬と漢城府民会を中心に)
第2部 朝鮮ナショナリズムの形成と大韓帝国(大韓帝国成立前後の体外的態度―外交儀礼を中心に;独立協会の「国民」創出運動―新たな政治文化の誕生;『独立新聞』における「自主独立」と「東洋」―近代朝鮮におけるアジアと脱亜)
第3部 朝鮮ナショナリズムの展開と政治文化(近代朝鮮の開化運動における文明と民衆―民俗文化と近代;保護国期における朝鮮ナショナリズムの展開―伊藤博文の皇室利用策との関連で;「愛国啓蒙運動の文明観・日本観」再考―近代朝鮮ナショナリズム研究の視点)
まとめと展望

著者等紹介

月脚達彦[ツキアシタツヒコ]
1962年北海道生まれ。1986年東京外国語大学朝鮮語学科卒業。1994年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京外国語大学外国語学部助手、講師、助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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