出版社内容情報
18世紀植民地期インド社会の変化の意味を、激動する政治経済の中に描き出す。GISを活用して膨大な資料群の空間的分析を試みる。
内容説明
18世紀半ばから19世紀初頭にかけて南インド社会に生じた社会変化を、チングルプット地域を事例として解明。
目次
第1章 18世紀南インドの在地社会とミーラース体制(在地社会での生産と分業;ミーラース体制;社会的文法)
第2章 商業交易活動の展開とミーラース体制の崩壊(商工業活動の展開;農村‐都市間の交易の展開;ミーラース体制の変質と商業交易活動の展開)
第3章 村落リーダーの台頭と18世紀の政治経済変動(ミーラーシダール;ミーラーシダールとカースト構造;村落リーダーの出現;ミーラーシダール権益の取引;村落リーダーの活動)
著者等紹介
水島司[ミズシマツカサ]
1952年富山県富山市に生まれる。1976年東京大学文学部卒業。1979年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、同助教授、同教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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