戦後中国の憲政実施と言論の自由 1945‐49

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130261234
  • NDC分類 222.076
  • Cコード C3022

出版社内容情報

政治の民主化という視点から近現代中国史を見通したとき,戦後の「憲政」実施期はきわめて大きな意味を有している.本書は,戦後の「憲政」と1940年代の内外情勢との関連性を「言論の自由」の視角から読み解き,現代中国を射程に入れながら新たな戦後中国史像を提示していく.

目次

第1部 憲政実施と言論政策(抗戦末期の言論政策;戦後の文化政策機関の変遷―憲政実施と党・国家体制;戦後国民政府の言論政策)
第2部 戦後言論界の実態(戦後言論界の復員状況;戦後自由主義経済と新聞・雑誌の商業化)
第3部 戦後思想界の憲政批判(雑誌『観察』の憲政批判;憲政実施をめぐる文化論争)

著者等紹介

中村元哉[ナカムラモトヤ]
1973年愛知県名古屋市に生まれる。1997年東京大学文学部卒業。日本学術振興会特別研究員(DC)を経て、2003年東京大学大学院総合文化研究科修了、学術博士。現在、日本学術振興会特別研究員、中央大学人文科学研究所客員研究員
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