内容説明
19世紀清朝から近代中国へ。歴史的連続と変容のなかに混在する「伝統」と「近代」。めまぐるしく変動する現代中国の原型を映し出す。
目次
総論 持続・変容する世界および他者との邂逅
第1部 中華世界の構造と変容(清末の対外体制と対外関係;中国的世界像の変容と再編;交通通信と帝国システムの再編)
第2部 社会経済の動態と再編(沿海社会と経済秩序の変容;清代後期における社会経済の動態;中華帝国財政の近代化)
第3部 ナショナリズムと文化変容(辛亥革命の心性―湖南省の民衆文化を中心に;「藩部」と「内地」―20世紀前半の内モンゴル;近代中国ナショナリズムの感情・思想・運動;中華民族論の系譜)
著者等紹介
飯島渉[イイジマワタル]
1960年生。青山学院大学文学部教授
久保亨[クボトオル]
1953年生。信州大学人文学部教授
村田雄二郎[ムラタユウジロウ]
1957年生。東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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