出版社内容情報
「20世紀」という文脈で近代をとらえなおす時がきた.本書は辛亥革命を近代中国の出発点と位置づけ,革命・大戦・冷戦を経るなかで何が変わり,何が生まれ,何が残ったのか,中国にとっての「20世紀」は何かを総括する.新たなる日中関係を担う人たちへおくる.
目次
第1編 中国にとっての近代(近代国家への模索;民衆にとっての近代)
第2編 日中戦争と中国革命(日中戦争;重慶と延安;戦後中国の進路)
第3編 社会主義をめざした中国(中華人民共和国の成立;毛沢東型社会主義の強行と破綻;中国「現代化」の諸様相)
終章 世界史のなかの中国