東洋叢書
司馬遷とその時代

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  • サイズ B6判/ページ数 271,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130130387
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C1322

出版社内容情報

司馬遷はどのように構想し,どのような方法で中国最初の歴史書『史記』を完成させたのか.考古学や歴史地理の最新の研究成果をもとに,実地調査によってその生涯を追体験し,時代のうねりと著述とのかかわりを読みとき,新しい司馬遷像を描き出す.

内容説明

激動の時代に生きた父子の生涯を現地にたどり、『史記』に託されたメッセージを読み解く。最新の研究成果による新たな司馬遷像。

目次

プロローグ 司馬遷のふるさとから
第1章 司馬氏の家系
第2章 武帝の即位
第3章 改革のはじまり
第4章 二十歳の旅行
第5章 郎中の時代―父と子の運命
第6章 太史令と修史―第一期
第7章 通史の展開―第二期
第8章 『太史公書』の成立―第三期
エピローグ ふたたび司馬遷のふるさとへ

著者等紹介

藤田勝久[フジタカツヒサ]
1950年山口県に生まれる。1978年京都府立大学文学部卒業。1985年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、愛媛大学法文学部教授、博士(文学)
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感想・レビュー

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sonohey

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研究書はなかなかに難しい。「封禅」の儀式など、祭祀を重視する古代中国において、司馬遷と父司馬談は①祭祀儀礼②暦の作成③天文の記録、解釈④暦の時節の選定⑤図書の整理、以上を司る「太史令」であった。つまり、「史記」の制作は役人としての職務のものではないという。印象としては、祭祀や天命の影響を、個人の伝記という形で検証したのだろうか。とりあえず「史記」理解には、儒教、道教、祭祀の知識が必要だということはわかった。2015/02/04

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