出版社内容情報
《内容》 身体は、自然に向かって開かれた「気」の流れの束であり、病も、その癒しも、ひとつの有機的なコスモスの中にある。運気論を再評価し、もう一つの医学の可能性を問う、本格的な思想史。図版多数。用語解説つき。
目次
第1部 古典理論の時代(医学の曙―殷から春秋期;気の医学の成立―戦国時代;『黄帝内経』の時代―前漢から後漢;古典理論の再編と展開―後漢から中唐)
第2部 新理論の時代(医経ルネサンス―中唐から宋・金代;新理論の整理統合―元・明・清代に向けての展望)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Asakura Arata
3
古代前から現在までの中国医学の歴史が網羅されている。かなり古いころからの歴史なので、諸説あってわからないところもあるようだ。色々ためになる。2022/02/02
中桐 伴行
0
これも三国志の発表にかこつけて、東洋医学の歴史を話しするために読んだ本。これは「中国医学の誕生」よりも輪をかけて難しく、2/3…いや、半分ぐらいしか読めなかった。本来なら読了した本だけをここに書いているが、ちょっと再読も難しいかなと思い、とりあえずいったん中断。面白い本ではあるので、「中国医学の誕生」を再読して理解できるようになってから再読しようと思う。2023/04/22