中国の衝撃

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130130226
  • NDC分類 222.07
  • Cコード C1010

出版社内容情報

東アジアの関係構造は大きく変わろうとしている.遠からず「環中国圏」の枠組が浮上するとき,それは日本に鈍い“第二の衝撃”となるに違いない.ほぼ一世紀余にさかのぼる変化に,どう対応していくのか.問われているのは「後れた」中国という明治以来の時代の偏見であり,実質を失いつつ宙に浮く日本の「近代の優越」である.

日経新聞8/18夕刊「プロムナード」で紹介.アジアカップでの反日感情の背景を理解するために、「視野を与えてくれる快著」

内容説明

進展する経済と、わだかまる歴史問題。いま中国をどう見たらいいのか?西洋化ではないアジアの近代を描いて、日中間にあらわな断層と齟齬に挑む。

目次

序 “中国の衝撃”
1 中国と「自由」「民主」
2 現在形の歴史とどう向き合うか
3 歴史認識問題はどう問題なのか
4 歴史のなかの中国革命
5 中国近代の源流
6 再考・辛亥革命
7 二つの近代化の道―日本と中国
8 礼教と革命中国
9 もう一つの「五・四」
付 歴史叙述の意図と客観性

著者等紹介

溝口雄三[ミゾグチユウゾウ]
1932年名古屋に生れる。1956年東京大学文学部卒業。埼玉大学教授、一橋大学教授を経て1981年東京大学文学部教授。1993年大東文化大学教授。現在、東京大学名誉教授、中国社会科学院(大学院)名誉教授、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☮maoxin☮

0
10年前の出版物をどうこういうのは反則だと承知の上で、文中の『全体としての虚偽は、常にいくつかの部分的な真実によって構成されている』は、ブーメランのように刺さる。 編集者や出版社の管理部門は査読しなかったのか?2014/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1812683
  • ご注意事項