中公新書ラクレ
読売新聞朝刊一面コラム「編集手帳」〈第20集〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503923
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1295

内容説明

東日本大震災、政治の迷走、中東の動乱。日本も、世界も震えた2011年上半期。「これを言葉で伝えられるだろうか…」と悩みながらも、コラムの名手が真摯に綴った名文の数々。

目次

ホームにて
鈍足のひとりごと
おはつ
タマゴの鑑定
問答有用
怖い病院
鏡開き
お粗末な人事
池上さんの充電
買い戻せない歳月〔ほか〕

著者等紹介

竹内政明[タケウチマサアキ]
読売新聞論説委員。1955年、神奈川県生まれ。79年、北海道大学文学部哲学科、宗教学専攻卒業後、読売新聞に入社。長野支局を経て、東京本社・経済部で財政、金融などを担当。98年に論説委員会に移り、2001年7月から朝刊一面コラム「編集手帳」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

10
2010年下半期の分ですが、この巻では特に、引用している言葉に印象が残ったものが多かった感じです。筆者はよく様々なものを読んでいてそれを書きとどめていると思いました。たとえば山口瞳さんの「私はスーちゃんを妻にし、ランちゃんを恋人にし、ミキちゃんを秘書にしたい」など。2014/07/24

ひろ

3
大学図書館にいくと、一面コラムを読み比べする趣味がありまして。その縁で読破しました。この本にあるコラムは震災に触れたものが多いですが、養生してない文章とは思えない完成度です。特に「高い穴の心を」は涙ものでした。2012/09/17

みつんば

3
読売新聞を購読しているので、「編集手帳」は毎日読んでいる。これをまとめた本があればいいなと思っていたら、あった。早速、最新刊を購入。なぜかといえば、東日本大震災以降の筆者の言葉に、何度も涙したからだ。そして、改めて読んでみても、やはり涙が頬を伝う。言葉の持つ力を思い知らされる。被災された方々に、筆者の、私達の思いが伝われば……と思う。2011/11/15

図書館バイトの加藤

1
3月8日、3月9日、3月10日ーー 1頁1日分のコラムが掲載されている本書。 「あの日」が近づくごとに、ページをめくる手が重くなる。 普段なら皮肉や冗談を交えた文章で、くすっと笑わせてくれる 編集手帳が震災後、重く深刻な記事に変わった。 著者はコラムを書く際に読者をより感動させようと、つい脚色してしまい、本来のニュースを伝える目的を見失ってしまうことに自己嫌悪を覚えたという。 しかし、このコラムを読んで涙を流したり勇気づけられた被災者は多くいると思う。 著者の思いは十分読者に伝わっているはずだ。2012/04/11

山田

0
読売新聞にて連載されている「編集手帳」をまとめた本。2011年1月~6月までをまとめている。 この時期は丁度、東日本大震災の時期と重なっている。そのため、記事の3分の1はその内容や原発についての記事が掲載されている。 どれも聞けば「あぁ」となるようなものばかりである。しかし、そのどれもが印象薄く感じる。やはりそれだけ東日本大震災の影響は大きく、私たちの記憶に刻まれているのだろう。思っている以上に傷は深い。2016/10/20

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