出版社内容情報
カール大帝の死後、フランク帝国は3分割される。そのひとつ、東フランク王国の貴族の子として912年に生まれたオットーは、父による王位獲得の後、936年、東フランク国王として登位する。度重なる東方異民族による襲撃、兄弟や息子たちの叛乱、イタリアへの遠征と、その生涯は戦役の繰り返しだった。カール大帝の伝統をを引く皇帝戴冠を受け、のちに神聖ローマ帝国と呼ばれる帝国の基盤を作った、この国王の不屈の生涯を描く。
内容説明
カール大帝の死後、フランク帝国は3分割される。そのひとつ、東フランク王国の貴族の子として912年に生まれたオットーは、父による東フランク王位獲得の後、936年、国王に即位する。東方異民族による度重なる侵攻、兄弟や息子たちの叛乱、3度のイタリア遠征と、その生涯は戦役の連続だった。カール大帝の伝統を引く皇帝戴冠を受け、のちに神聖ローマ帝国と称される大国の基盤を築いた王者の不屈の生涯を描く。
目次
第1章 北の辺境ザクセン―カロリング朝の遺産
第2章 少年時代の世界―オットー朝の始まり
第3章 支配者への道―若き国王の修行時代
第4章 絶望の淵から―父と子の確執
第5章 レヒフェルトの戦い―西欧世界の覇者として
第6章 ローマを目指して―皇帝戴冠への道
第7章 エルベを越えて―キリスト教伝道の使命
終章 オットーの遺産―神聖ローマ帝国とドイツ人
著者等紹介
三佐川亮宏[ミサガワアキヒロ]
1961年、札幌市に生まれる。1991年、北海道大学大学院文学研究科博士課程中途退学(1987~90年、DAAD奨学生としてボン大学留学)。北海道大学文学部助手等を経て、東海大学文学部教授。博士(文学)。専攻・ドイツ中世史。著書『ドイツ史の始まり―中世ローマ帝国とドイツ人のエトノス生成』(創文社、2013、第108回日本学士院賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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