出版社内容情報
ネット上の陰謀論「Qアノン」を妄信する人々によって引き起こされたアメリカ連邦議会襲撃は、世界を震撼させる事件であった。21世紀の今、荒唐無稽な言説が多くの人に信じられ、政治的影響力すら持つのはなぜか。本書は、実証研究の成果に基づき、陰謀論受容のメカニズムを解説。日本で蔓延する陰謀論の実態や、個人の政治観やメディア利用との関連、必要なリテラシーなどを交え、「民主主義の病」への対抗法を指南する。
内容説明
ネット上の陰謀「Qアノン」を妄信する人々によって引き起こされたアメリカ連邦議会襲撃は、世界を震撼させる事件であった。21世紀の今、荒唐無稽な言説が多くの人に信じられ、政治的影響力すら持つのはなぜか。本書は、実証研究の成果に基づき、陰謀論受容のメカニズムを解説。日本で蔓延する陰謀論の実態や、個人の政治観やメディア利用との関連、必要なリテラシーなどを交え、「民主主義の病」への対抗法を指南する。
目次
第1章 「陰謀論」の定義―検証可能性の視点から
第2章 陰謀論とソーシャルメディア
第3章 「保守」の陰謀論―「普通の日本人」というレトリック
第4章 「リベラル」の陰謀論―政治的少数派がもたらす誤認識
第5章 「政治に詳しい人」と陰謀論―「政治をよく知ること」は防波堤となるか?
終章 民主主義は「陰謀論」に耐えられるのか?
著者等紹介
秦正樹[ハタマサキ]
1988年広島県生まれ。2016年、神戸大学大学院法学研究科(政治学)博士課程後期課程修了。博士号取得論文:「政治関心の形成メカニズム―人は「政治」といかに向きあうか」。神戸大学学術研究員、関西大学非常勤研究員、北九州市立大学講師などを経て、京都府立大学公共政策学部公共政策学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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