中公新書<br> 京都の食文化―歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」

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中公新書
京都の食文化―歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027214
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1221

出版社内容情報

三方を山に囲まれ、水に恵まれた盆地・京都。米や酒は上等で、野菜や川魚などの食材にも恵まれた。それだけではない。都であった京都には、瀬戸内のハモ、日本海のニシンなど、各地から食材が運び込まれ、ちりめん山椒やにしんそば等、奇跡の組み合わせが生まれた。近代以降も、個性溢れる珈琲文化、日本一のパン食、さらにはイタリアンやラーメンまで、新たな食が生まれている。風土と人が織りなす食文化を探訪する。

内容説明

三方を山に囲まれ、水に恵まれた京都。米や酒は上質で、野菜や川魚も豊かだ。それだけではない。長年、都だった京都には、瀬戸内のハモ、日本海のニシンをはじめ、各地から食材が運び込まれ、ちりめん山椒やにしんそば等、奇跡の組み合わせが誕生した。近代以降も、個性あふれるコーヒー文化、ラーメンやパン、イタリアンなど、新たな食文化が生まれている。風土にはぐくまれ、人々が創り守ってきた食文化を探訪する。

目次

第1章 京の風土(「夏暑く冬寒い街」;水の京都 ほか)
第2章 京都と京都人(「先の大戦は応仁の乱」;京の米と酒 ほか)
第3章 公家の流儀、武家の暮らし(食と季節;京料理とは何か ほか)
第4章 京の求心力と京ブランド(京の料理店;鯖街道 ほか)
第5章 京の食文化―その未来(京の食の行方;観光と食 ほか)

著者等紹介

佐藤洋一郎[サトウヨウイチロウ]
1952年、和歌山県生まれ。1979年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了。高知大学農学部助手、国立遺伝学研究所研究員、静岡大学農学部助教授、総合地球環境学研究所副所長、大学共同利用機関法人人間文化研究機構理事等を経て、京都府立大学文学部和食文化学科特別専任教授・京都和食文化研究センター副センター長、ふじのくに地球環境史ミュージアム館長。農学博士。第9回松下幸之助花と緑の博覧会記念奨励賞(2001)、第7回NHK静岡放送局「あけぼの賞」(2001)、第17回濱田青陵賞(2004)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

70
京都の料理や料理店についての研究というよりはエッセイ寄りの一冊。鯖寿司に京野菜にラーメンに喫茶店、こういう本を読んでいると行きたい所が増えて困るなあ。和食和菓子だけではなく料理全般を満遍なく記しているのだけど、そこで行きたかった下鴨の洋食店が閉店している事を知りちょっとショックを受けている。京の文化に関する本には料理について書いてある本も多く、それらと比して特に目新しい事が書いてあるわけではないけれども、読んでいるうちに四条の雑踏や行った事のある店のメニューを思い出して何ともいい気分になる一冊でした。2022/11/09

かごむし

17
京都の地形がもたらす気候の説明から始まって、どのように食文化が発展してきたのかが語られる。外から見た食通のための食文化の系譜のイメージで読み始めたが、著者が長年住んだ京都の情報が様々に織り込まれ、京都に実際住んでいるような気持ちで読み進めることができた。京料理の文化は、長い年月をかけて、お店の人、お客さん、食材の提供者などによって育まれてきたものなのに、近年の若者の和食離れによる衰退を危惧していることや、外国人旅行者があまりにも多く来すぎて、観光公害だと文句を言うあたりまで含めて、京都人のリアルだなあと。2022/12/10

ろべると

11
京都は食の面でも歴史や文化と分かち難く結び付いている。和食のイメージが強いが、パンやコーヒーなども消費量が多いという。一方でラーメンなどはそれほどでもないらしい。大阪の食い倒れに比べると、京都人はそれほど外食しないので、最近やたら目につくのは観光客向けの店ばかりであり、特に著者も触れているように、錦市場の変わりようなどは何とも嘆かわしい限りである。老舗の料理屋はコロナで客が減って店を閉め、お得意様向けの仕出しに活路を求めている。そのようにして京都の食文化は、深く潜行しながら伝統を守り続けていくのだろうか。2023/01/01

Iwata Kentaro

8
以前京都に住んでたので、本書の内容は概ね納得。知らないことも多々あり、勉強になりました。やっぱ和菓子は京都、松江、金沢だよね(たぶん)。2022/11/06

niz001

5
なんだかんだ『都』だったってのが食文化発展の大きな要因だよなぁ。錦市場は一時酷かった。2023/03/28

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