中公新書<br> 経済社会の学び方―健全な懐疑の目を養う

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中公新書
経済社会の学び方―健全な懐疑の目を養う

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026590
  • NDC分類 331
  • Cコード C1233

出版社内容情報

私たちの暮らす社会の経済構造を把握し、そこから生まれる問題を解決するために――。理論、歴史、統計の重要性と限界に向き合う。

内容説明

私たちが暮らす経済社会―経済的な関係が深く染みこんだ社会とどうつき合うべきか。その仕組みを知り、そこで起こる問題解決のために必要なこととは。データの重要性と限界、理論の功罪、因果推論の効果と弱点から、人間心理を扱う難しさ、歴史に学ぶ意義と注意点、政治との距離感まで、経済社会について学ぶためのヒントに満ちた一冊。溢れる情報に「健全な懐疑の目」で接し、社会を少しでも良くしたい全ての人々へ。

目次

第1章 まずは控え目に方法論を
第2章 社会研究における理論の功罪
第3章 因果推論との向き合い方
第4章 曖昧な心理は理論化できるか
第5章 歴史は重要だ(History Matters)ということ
第6章 社会研究とリベラル・デモクラシー

著者等紹介

猪木武徳[イノキタケノリ]
1945年滋賀県生まれ。京都大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。大阪大学経済学部教授、同学部長、国際日本文化研究センター教授、同所長、青山学院大学大学院特任教授などを歴任。大阪大学名誉教授。著書『経済思想』(岩波書店、1987、日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞)『自由と秩序』(中央公論新社、2001、読売・吉野作造賞、中公文庫、2015)『文芸にあらわれた日本の近代』(有斐閣、2004、桑原武夫学芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

52
週刊ダイヤモンドの総予測2023で紹介されていた。生徒にも、図書館本だが、回覧しておいた。リカード比較優位説に対する、シュンペーターの「リカード的悪弊」(52頁)は初耳。福澤諭吉先生も、当時、輸入代替工業化か、輸出志向工業化か、選択の判断をしたようだ(64頁)。結果、自由貿易を選択したらしい。驚きは、競争には協力の含意もあること(228頁)。やはり『福翁自伝』でお勘定方(幕府大蔵省)へ『チェンバース経済書』を話すと、competitionの意味。仏語にコンクールconcours(229頁)で協力、賛助。2022/12/23

おせきはん

33
経済学においてもデータに基づく分析が重要性を増していますが、経済を動かす人間の感情、歴史などにも思考をめぐらせ、データのみに依存しない謙虚な姿勢の大切さを説く姿勢に共感しました。2021/11/28

koji

28
猪木先生には、知的誠実さを感じさせる文章と凛とした態度で敬愛の念を抱いてきました。本書は健全な懐疑の目で社会を見る「方法と態度」を纏めたアフォリズム集。幾つか残します。①細かな数字や事実を注意深く確認する、②現実を理解するためには、理論の世界から、もう一度現実の生きた人間社会へ戻らなければならない、③歴史を学ぶとは、智恵、勇気、反省、諦観などを引き出すこと、④現在だけを見て全体を論ずる勿れ(経路依存性)、⑤競争とは発見のための手続き、⑥同感が社会秩序をもたらす、⑦リベラルデモクラシーを社会の基本理念とする2022/04/27

武井 康則

16
 実験観察で公式を数値化出来る自然科学と違い、人文系社会科学系の定理は今までのデータ処理でしかない。その上、それまでの経緯、初期条件、攪乱、当事者の感情など定理をゆがめる要因が様々ある。定理にどんな誤謬がまじるか、また、そのために歴史を学んでおく理由など、人文社会科学を学び結果を出すために考えておかねばならない問題を考察する。ウェブで発表したため、簡潔にまとめら得ているが、その分遊びが少なく緊密で緊張を強いる文になっている。それが長短所か。2021/10/12

まゆまゆ

15
日々様々な情報に接する際に健全な懐疑の目でとらえるための方法論を紹介していく内容。経済理論と経済政策は区別しなければならないが、なぜ同じように考えてしまうのか。事実だけではなく、人々が事実だと信じていること、を区別しなければならない。歴史を知れば安易な一般化の危険を避けることができる。2021/12/13

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