中公新書<br> 板垣退助―自由民権指導者の実像

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中公新書
板垣退助―自由民権指導者の実像

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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026187
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

出版社内容情報

「板垣死すとも自由は死せず」の言で名高い板垣退助(1837~1919)。戊辰戦争で官軍の指揮官として名声を得た彼は、維新後、西郷隆盛らと一時政権に参画するも下野。民選議会設立を求め自由民権運動に邁進し、日本初の全国政党・自由党を結成する。議会開設後は第一党のトップとして藩閥政府と対峙。のちには大隈重信と初の政党内閣を組織した。多くの大衆から愛され、近代日本に大きな足跡を残した志士の真実。

内容説明

「板垣死すとも自由は死せず」の言で名高い板垣退助(1837~1919)。戊辰戦争で官軍の指揮官として名声を得た彼は、維新後、政権に参画するも西郷隆盛らと下野。民選議会設立を求め自由民権運動に邁進し、日本初の全国政党・自由党を結成する。議会開設後は第一党のトップとして藩閥政府と対峙。のちには大隈重信と初の政党内閣を組織した。多くの大衆から愛され、近代日本に大きな足跡を残した志士の真実。

目次

第1章 戊辰戦争の「軍事英雄」―土佐藩の「有為の才」
第2章 新政府の参議から民権運動へ
第3章 自由民権運動の指導者―一八八〇年代
第4章 帝国議会下の政党政治家―院外からの指揮
第5章 政治への尽きぬ熱意―自由党への思い
終章 英雄の実像―伝説化される自由民権運動

著者等紹介

中元崇智[ナカモトタカトシ]
1978(昭和53)年兵庫県生まれ。2000年立命館大学文学部日本史学科卒。07年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。高千穂大学商学部准教授などを経て、中京大学文学部歴史文化学科教授。専攻・日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

234
本当に政治家っていろんな意見利害が絡んで調整していくというのは太古から変わらないけど、今から見ると結構内閣って弱い立場にあるから、閣内不一致が起こし易い制度だったんだなと大日本帝国憲法の問題も感じた。板垣死すともは多分思いとしては持ってるだろうけど、流石に襲撃された時に言ってたとは思えないな。言ってたら逆に演技っぽい。でも幕末の志士がこういう政治闘争に入っていくのは板垣退助くらいなもんかな?2021/04/11

skunk_c

52
半世紀ぶりだそうだが、確かにこの人の評伝はあまり見かけない。昔はお札に刷られてたくらいの人物(大隈でなく板垣だったのは、大隈には髭がなく偽造されやすいからとか)について、コンパクトで平明な評伝で、明治史が頭に入っているならサクッと読める。やはり焦点は自由民権運動以降にあり、自由党系の政党政治の浮沈と板垣の関わりが面白い。河野広中や星亨など周辺人物の動きも興味深かった。若い頃の性格は想像通りかなりやんちゃ。ひとつ残念だったのは明治6年政変の征韓論の部分。毛利説を完全にスルーしているが、触れてもらいたかった。2020/12/10

kawa

42
著者曰く50年余ぶりの板垣の伝記だと言う。最新資料を交え長命した彼の人生を、戊辰戦争での軍事英雄、政府参議とその挫折、自由民権運動指導者、政党政治家、晩年の5期に分けて振り返る。本書を読むと、軍事英雄の時期と、不幸な事件ではあるが民権指導者として岐阜で襲撃事件にあった直後あたりが絶頂期だったように読み取れる。半面、後半生の記述は平板に流れやや退屈。数々の政争と挫折にスポットを充てれば、それはそれで興味深い明治史になるのではないかと思う。1年前に読んだ小説「自由は死せず」の再読意欲にも火が付く。2021/01/18

yyrn

38
誰でも知っている明治の偉人なのになぜ「大河ドラマ」の主役になれないのか?を知りたくて読み始めたが、う~ん、分からないな。若い頃から体制に楯突き、何度も危ない目に遭いながら戊辰戦争で名を挙げて明治政府の一員に加えられたものの、権力闘争に敗れ下野し、専制政治に走る藩閥政府に抵抗して議会開設を求める自由民権運動の指導者として(政治能力的には大久保利通や伊藤博文、大隈重信には遠く及ばなかったとしても、板垣を支える多くの優秀な人材を登用し長く政治の世界で)活躍するなど、いくらでも面白いドラマが書けそうな男なのに。2021/02/17

みこ

27
自由民権運動の指導者として自由党を結党。実はそこまでしか知らなかった人物である。実は選挙に当選してなかったり、隈板内閣という言葉が頭の片隅に残っていたからてっきり総理経験があるかと思えばなってなかったり、自由党の党首を解任されていたり、自由党自体も衆参分離を繰り返していたりと知られざる激動の人生が語られている。それでも民主政治に対する強い信念が彼を突き動かしたのであろう。2021/01/12

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