中公新書<br> 大御所 徳川家康―幕藩体制はいかに確立したか

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中公新書
大御所 徳川家康―幕藩体制はいかに確立したか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025654
  • NDC分類 210.52
  • Cコード C1221

出版社内容情報

徳川家康は将軍を辞した後も実権を握り、幕府の基礎を築く。豊臣家滅亡の翌年死去するまで十一年にわたった大御所政治の軌跡を辿る。

内容説明

関ヶ原の決戦を制した徳川家康は征夷大将軍となり、江戸幕府を開いた。その職をわずか二年で秀忠に譲るが、駿府城に移ったのちも実権を掌握。多彩なブレーンを活用して、御三家の創設、諸大名や朝廷の統制、対外関係の再構築など、政権基盤の強化に努めた。他方では最大の脅威である豊臣家を滅亡へと追い込んでいく。大坂の陣終結の翌年に没するまで十一年にわたった大御所政治を辿り、幕藩体制成立の過程を明らかにする。

目次

第1章 大御所政治の前提
第2章 大御所政治の幕開け
第3章 御三家の成立
第4章 水戸藩の立場
第5章 国際環境とキリシタン
第6章 外交関係の再構築
第7章 大坂城包囲網の形成
第8章 豊臣家滅亡への道
第9章 神に祀られた家康
第10章 大御所政治の遺産

著者等紹介

三鬼清一郎[ミキセイイチロウ]
1935年(昭和10年)、東京に生まれる。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東京大学史料編纂所教務員、名古屋大学教授、神奈川大学特任教授などを歴任。名古屋大学名誉教授。専門は日本近世史(織豊政権)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

95
幕末で不思議に思うのは政治から遠ざけられていたはずの天皇・公家が俄かに存在感を増し「勅許」や「攘夷」などと言い始めること。つまり権威と権力の有り様。家康は幕藩体制の確立にあたり、その辺を如何に考えたか?家康は征夷大将軍となるも僅か二年で職を秀忠に譲り、駿府で大御所として「徳川の世」を築くため種々の手を打っている。太政大臣の宣下もその一つ。この地位は信長・秀吉を超えるためには必須。律令制の崩壊とともに実態を失っていた古代の官職に拘る理由は?易姓革命が起こらず一つの王朝の権威が権力を失っても継続した不思議。2021/08/11

アキ

81
今日は徳川家康の誕生日だった。 1543年1月31日生まれ、1616年4月17日に亡くなった。享年75歳。それ以降、明治維新まで約260年間戦争は起きなかった。家督を秀忠に譲り、1607年からの10年間大御所時代に行った幕藩体制の確立を考察している。秀吉時代に破綻した外交再構築、キリシタン禁令、御三家の成立、豊臣家滅亡、武家諸法度、禁中幷公家諸法度。死の直前に太政大臣となり、死後は東照大権現として神に祀られた。内容に新鮮味はないが、コラムで家康を題材にした文学が紹介されていてそちらに興味がそそられた。2021/01/31

活字の旅遊人

35
2019年に出た家康本。社長退任後も実権を握り続けるような話は現代でも多々あるので、大御所様や太閤殿下の存在に疑問をさほど抱かなかった。確かに徳川幕府のスタートこそ家康が将軍だけど、その基盤は大御所様と秀忠時代に作られている。ちょっと前に読んだ磯田先生の『家康の誤算』とも時代は重なるが、やはりこちらはなかなか学術的な内容だ。朝鮮出兵後の国際関係修復からバテレン追放にいたる短期間の流れは分かりやすかった。また御三家の話も理解が深まった。神格化の過程もかなり綿密。秀忠将軍はもどかしかったかもなあ。2024/01/01

terve

32
家康が駿府に移ってからの時代を、あらゆる角度から明らかにしようとした作品です。御三家や、朝鮮との国交回復、さらには対キリシタンから神格化についてとかなり幅広い視点で大御所時代を描いています。だからこそ、少しまとまりのない感じを受けます。江戸幕府が出来上がったことで二世紀半にも及ぶ平和な時代が訪れましたが、その礎となったのは秀吉の政策という印象も受けます。主役は家康ですが家康を褒めると秀吉も褒めざるを得ないという、よく分からん事態が起きているような気がします。2019/10/19

みこ

21
関ヶ原から家康没までの事蹟紹介。どうしても歴史上の人物の生涯を後世から眺めてしまうと豊臣家滅亡が家康の集大成のように見えてしまうが、彼の人生の最終目標が神となり名実ともに信長秀吉を超えることだったと記されていることが目から鱗。人の欲の底知れなさが見えたような気がする。全体的に読みやすい良書である。2020/01/11

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