出版社内容情報
条約改正や日清戦争を導いた外交指導者、陸奥宗光。幕末、御三家・紀州に生まれた陸奥は、坂本龍馬のもとで頭角を現す。そして明治新政府では知事などを務め地租改正の初期段階も担うが、政府転覆計画に関与し投獄される。出獄後、ヨーロッパ遊学を経て再起し、駐米公使としてメキシコと対等条約を締結。さらに外務大臣となって伊藤博文首相とともに条約改正・日清戦争に相対した。本書は最新の研究成果をもとに、外交手腕から内政への情熱まで、「日本外交の祖」の実像に迫る。
佐々木雄一[ササキユウイチ]
著・文・その他
内容説明
条約改正や日清戦争の難局を打開した外交指導者、陸奥宗光。幕末の紀州に生まれた彼は、坂本龍馬のもと海援隊で頭角を現す。明治新政府において県知事などを務めるが、政府転覆計画に関与し投獄される。出獄後、欧州遊学を経て再起し、駐米公使としてメキシコと対等条約を締結。1892年、伊藤博文内閣の外務大臣に就任し、条約改正や日清戦争で手腕を発揮した。最新の研究成果をもとに、「日本外交の祖」の実像に迫る。
目次
第1章 幕末―紀州出身の志士
第2章 維新官僚―能吏の自負と焦燥
第3章 獄中生活とヨーロッパ遊学
第4章 議会開設前後―再び政府のなかで
第5章 条約改正
第6章 日清戦争
第7章 日清戦後の内外政―知られざるもう一つの活動期
終章 近代日本と陸奥宗光―陸奥をめぐる人々
著者等紹介
佐々木雄一[ササキユウイチ]
1987年、東京都生まれ。2011年、東京大学法学部卒業。16年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。東京大学特任研究員、首都大学東京都市教養学部法学系助教を経て、18年より首都大学東京法学部助教。専攻は日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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