出版社内容情報
かつて、宇宙ロケットの打ち上げといえば、国家や国際機関が手がける一大プロジェクトだった。だが、宇宙開発の主役は大学や新興企業に替わりつつある。ロケットの超小型化・量産化が進んだことで、低コスト・高頻度の打ち上げが可能になったからだ。ロケット開発や宇宙探査は現在どこまで進んでいるのか、月や火星まで人を運ぶにはどのような技術が必要なのか、人類は太陽系を飛び出せるか――宇宙の今と未来に迫る。
小泉宏之[コイズミヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
月や小惑星で資源を採掘する。火星に有人探査機を送る。木星や土星の衛星で生命の痕跡を探す―。ベンチャー企業が勃興し、宇宙が新たなビジネスの主戦場になりつつある今、こうした計画は現実のものになろうとしている。さらに、4光年離れた隣の惑星系への探査計画さえ立ち上がっている。「はやぶさ」プロジェクトに携わり、世界初の小型イオンエンジン実用化を果たした若き研究者が、人類の可能性の限界に迫る。
目次
第1章 近くて遠い宇宙
第2章 ロケットエンジンの仕組み
第3章 人工衛星から宇宙エレベーターまで
第4章 イオンエンジンで小惑星探査へ
第5章 水星・金星・火星探査へ―内惑星探査
第6章 有人深宇宙探査をするには
第7章 木星・土星を調べるには―外惑星探査
第8章 太陽系外へ―近未来からSFまで
著者等紹介
小泉宏之[コイズミヒロユキ]
1977年東京都生まれ。2002年東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修了。2006年、博士(工学)(東京大学・論文博士)。2003年同大学大学院研究科助手、2007年JAXA宇宙科学研究所助教、2011年東京大学大学院工学系研究科准教授などを経て、2015年より同大学大学院新領域創成科学研究科准教授。「はやぶさ」イオンエンジン運用および帰還時のカプセル回収隊の本部班としてオーストラリアでの回収に従事。小型衛星に用いるイオンエンジンなど推進系の世界最小クラス開発のトップランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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