内容説明
1993年、46歳の若さで、戦後生まれ初の米国大統領に就任したビル・クリントン。2期8年の任期中、民主党政権ながら福祉削減を厭わず中道主義を追求。財政と貿易の「双子の赤字」を解決し好況に導く。また国際紛争解決に積極的に関与し、冷戦後の新たな国家関係を模索。米国を繁栄に導いた。本書は、次々とカネとセックスのスキャンダルにまみれ、弾劾裁判を受けながらも、多くの実績を残し、今なお絶大な人気を誇る彼の半生を追う。
目次
第1章 深南部での青年期―苦難な環境と人格形成
第2章 大統領への道―現職ブッシュ、ペローとの戦い
第3章 迷走する第1期政権―1993~1996年
第4章 「第三の道」による長期政権へ―1996~2001年
第5章 スキャンダルと弾劾裁判
終章 クリントンとアメリカの再生―中道路線の選択
著者等紹介
西川賢[ニシカワマサル]
1975(昭和50)年兵庫県生まれ。99年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業、07年に同大学大学院法学研究科博士課程を修了。博士(法学)。フルブライト・フェローとして渡米後、日本国際問題研究所研究員、九州大学客員准教授、一橋大学客員准教授などを経て、2011年より津田塾大学学芸学部国際関係学科准教授。専門は政治学、アメリカ政治研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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