中公新書<br> 歳時記百話―季を生きる

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中公新書
歳時記百話―季を生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022462
  • NDC分類 911.307
  • Cコード C1292

出版社内容情報

歳時記は俳句をよむ人だけのものではない。日本人の心情と生活の根本にあるものだ。花から忌日まで、句歌詩文を通じて四季を味わう。

内容説明

歳時記は俳句を詠む人だけのものではない。季節を知り、人生を生き抜くため、私たちが祖先から受け継いできた知恵が詰まっている。すべての日本人の心情と生活の原点なのだ。本書では四季を彩る花々を中心に、雲雀などの鳥、薫風などの気象、涅槃会や酉の市など年中行事、そして芭蕉忌に至るまで、一年の折々にあらわれる豊富な事物を、古今東西の句歌詩文を通して味わう。巻末に俳人・宇多喜代子氏との対談を収録。

目次

春(早春賦;東風 ほか)
夏(葵祭;薔薇 ほか)
秋(終戦忌;震災忌 ほか)
冬(神無月;酉の市 ほか)
新年(初茜;初春 ほか)

著者等紹介

高橋睦郎[タカハシムツオ]
1937年(昭和12年)、福岡県生まれ。福岡教育大学卒業。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むつみ

2
俳句をやっているので歳時記には馴染みがある。馴染みはあるが、それが生活の中にとけこんでいるかと問われれば忸怩たる思いにとらわれる。もっと日々の生活の中で歳時を感じようと思わされる一冊。2014/11/04

AR読書記録

2
「はじめに」に、日本について外国人に説明するのに、まず自ら日本を知るのに歳時記は最適、とありました。うむ、それはぜひお勉強させていただきましょう、と思いましたが、いざ読み始めると、格調高く教養深く。見開き二頁に知識と古今の名句・名歌さまざまに詰めこまれ、うぬぬ手強い。外国人に説明できるようになるためには、もうワンクッション我には必要なり。ところでここはメモ。「わが国の詩歌のうち、911に最も目覚ましく反応したのは短歌。それに対し311に最も確かな反応を示しているのは俳句でえるように思われる。」 2014/03/31

tocco

1
京都に旅した時に三月書店という本屋に惹かれるように入り、気になる本は沢山あった中でこの本を買った。京都御所の一般拝観の頃に出掛けたせいもあって和歌の季節感が清々しく新鮮だったのかもしれない。いつもカバンに入れているお気に入りです。2015/08/15

高橋直也

1
俳句のことを何も知らない私が読むと、作者に失礼だったなと謝りたくなる本です。作者の教養の深さに一所懸命ついていきたいのですが、一つ一つをゆっくり味わうことのできない時間の中で読んでは失礼なのですが、読んでいる間は楽しかったです。ときどき開きなおしたい本に出会いました。2015/02/25

アンコ椿

0
温暖化の影響で歳時記が微妙に変化している。春夏秋冬・季節の移ろいとともに花々が微妙に姿を変える、これを詩歌に詠む。そして、その歌を俳句を味わう、日本人に生まれてよかったと感じる。2023/11/13

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