出版社内容情報
反乱軍の盟主・西郷の動きを柱に、熊本城籠城戦、田原坂の戦いなど各地の戦闘を丹念に追い、近代日本最大の内戦の全貌を明らかにする。
内容説明
明治維新後、佐賀の乱、神風連の乱、萩の乱などに続く、不平士族による最後の反乱となった西南戦争。九州全土で八ヵ月間にわたり行われた近代日本最大の内戦である。それはまた誕生してまもない「日本軍」が経験した最初の本格的戦争でもあった。本書では、反乱軍の盟主である西郷隆盛の動向を柱に、熊本城篭城戦、田原坂の戦いをはじめ、九州各地での戦闘を丹念に追い、日本最後の内戦の実態と背景を明らかにする。
目次
第1章 反乱への序曲―西郷隆盛の下野
第2章 蹶起
第3章 熊本城篭城戦
第4章 田原坂の戦い
第5章 九州各地での転戦、そして終戦
第6章 西南戦争下の次なる抵抗
終章 西郷伝説と託された理想
著者等紹介
小川原正道[オガワラマサミチ]
1976(昭和51)年長野県生まれ。1999年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2003年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。イリノイ大学(米国)客員研究員などを経て、武蔵野学院大学大学院准教授、博士(法学)。近代日本政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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