中公新書<br> ぼちぼち結論

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中公新書
ぼちぼち結論

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019196
  • NDC分類 304
  • Cコード C1210

出版社内容情報

『まともな人』『こまった人』に続く養老孟司の定点観測第3弾。
「理性」に振り回される現代社会を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく……。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さあ、結論が見えてきた。

内容説明

「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さらに、幸せについて、文明についても考える。

目次

1(定年後の団塊;抽象的人間;「先生」が成り立たない時代;一億総インテリ化;民間主導;公平・客観・中立;書評(1)『生命理論』)
2(意識は中心か;自由と不自由;モノですよ、モノ;昆虫採集禁止;どうかしている;クーデターと総裁選;情報を感覚;書評(2)『人生があなたを待っている)
3(子どもの自殺;ぼちぼち結論か;データ主義;同じ私;なぜ脳なのか;取り返しはつかない;終わりは自然;書評(3)『不都合な真実』)
4(結論は一つ(幸福と社会システム;アメリカ文明;アメリカと日本;日本をどうする))

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年(昭和12年)鎌倉に生まれる。62年、東京大学医学部を卒業後、解剖学教室に入る。東京大学大学院基礎医学専攻博士課程修了。95年東京大学医学部教授を退官。96年より北里大学教授。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬眠

16
「結論」とはいえ、今までの主張と別に変わりはない。皮肉がちょっと強いかなというくらい。一番は脳化や都市化への危惧。地球は「ああすればこうなる」というものだけで構成されているわけではないのに、「ああすればこうなる」世界であるのが都会。頭でっかちになってないで、もっと体を動かして自然に触れろということなんだけれど、なかなか難しい。それと、先が短いから〜といつも言う養老先生が、河合隼雄さんの訃報に関してはかなり感傷的になっている。人間、一番客観視できないのはやっぱり自分のことであるらしい2013/11/30

さきん

5
理屈や理性だけで組み立てる世の中を脳化社会といったが、その究極な世界が都市空間である。東京の人は1時間近く電車に乗らないと自然に触れられないので、大変だと思う。自然が身近な社会をいかにつくるか?2015/07/10

ニョンブーチョッパー

3
2008/10/11

quibbler1106

3
好き勝手なことを言っているのに、そんな気持ちで生きられたらさぞ幸せだろうな、とうらやましくなる。痛快。俺もさっさと仕事を辞めて、自分の好きなことをして生きていきたいなー。定年なんか待たずに辞めよっかな。2018/03/02

ちっこい まつき

2
歳を重ねれば後ろめたいことも多少やる。後ろめたいことがあると極端な善に走らなくなる。2009/05/12

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