出版社内容情報
『まともな人』『こまった人』に続く養老孟司の定点観測第3弾。
「理性」に振り回される現代社会を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく……。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さあ、結論が見えてきた。
内容説明
「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さらに、幸せについて、文明についても考える。
目次
1(定年後の団塊;抽象的人間;「先生」が成り立たない時代;一億総インテリ化;民間主導;公平・客観・中立;書評(1)『生命理論』)
2(意識は中心か;自由と不自由;モノですよ、モノ;昆虫採集禁止;どうかしている;クーデターと総裁選;情報を感覚;書評(2)『人生があなたを待っている)
3(子どもの自殺;ぼちぼち結論か;データ主義;同じ私;なぜ脳なのか;取り返しはつかない;終わりは自然;書評(3)『不都合な真実』)
4(結論は一つ(幸福と社会システム;アメリカ文明;アメリカと日本;日本をどうする))
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年(昭和12年)鎌倉に生まれる。62年、東京大学医学部を卒業後、解剖学教室に入る。東京大学大学院基礎医学専攻博士課程修了。95年東京大学医学部教授を退官。96年より北里大学教授。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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