出版社内容情報
体重を量り、時間を計り、他人の心をはかり…毎日私たちは「はかる」生活をしている。はかることの科学を最先端の知見で紹介する
内容説明
わたしたちは毎日かならず何かをはかっている。体重を量り、仕事の進み具合を測り、他人の心を推しはかって生きている。また、人類はその誕生以来、モノをはかり、社会をはかることに情熱を傾けてきた。この「はかる」行為をつきつめると、何が見えてくるだろう。本書は、「キログラムの定義」「国土を人工衛星ではかる」「美をはかる」など、最先端の研究者による、知られざる「はかる」世界とはかるための技法への招待状である。
目次
第1部 はかる尺度・単位(はかることの革命―メートル法の成立;キログラムの再定義―単位の普遍性をめざして;環境をはかる―一技術者の立場から;アフォーダンスという単位―肌理よ情報)
第2部 国土・都市をはかる(古代シュメールでどのように土地が測られ、穀物が量られたのか;風水で国土をはかる―気と脈であらわす朝鮮の古地図「大東輿地図」の表現と思想;空からはかる―考古学とリモートセンシング;身体から都市へ―空間をはかるル・コルビュジエ)
第3部 感性・意味をはかる(音をはかる―音響学の歴史的変遷;“美”をはかる―音の文化の諸相をめぐって;罪の重さをはかる―ダンテの『神曲』地獄篇にみる罪と罰;メタファーで世界を推しはかる―認知意味論の立場から)
著者等紹介
阪上孝[サカガミタカシ]
1939年、兵庫県生。京都大学大学院経済学研究科修了。京都大学名誉教授。中部大学人文学部教授・中部高等学術研究所副所長。専攻・社会思想史
後藤武[ゴトウタケシ]
1965年、神奈川県生。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。後藤武建築設計事務所代表。専攻・建築設計、設計方法論、近現代建築史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蘭奢待
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編集兼発行人
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