出版社内容情報
モダンでキッチュ、貴族的で大衆的。アール・デコ建築の多彩な魅力をフランス、アメリカ、中南米、アジアに訪ね、思想と造形の関わりを探る。
内容説明
一九二五年、パリ万博に新しい造形様式が登場した。幾何学的でスピード感に溢れるアール・デコ。鉄とコンクリートとガラスという近代が生んだ素材で機能を満たしつつ、華やかな装飾的細部に彩られ、乾いた官能性を持つこの様式の建築は、大衆化社会の進展と歩調を合わせて世界に拡がってゆく。今日なお人々を魅了する力の根源は何か。フランス、アメリカ、中南米、アジア、そして日本に、思想と造形の関わりを訪ねる。
目次
1 アール・デコ建築の誕生(名前の由来;アール・ヌーヴォーとアール・デコ ほか)
2 アール・デコと同時代の文化(キッチュと洗練;乾いた官能性 ほか)
3 アール・デコの建築家(フランスの建築家;多産の建築家ジャン・ブーシェ ほか)
4 世界のアール・デコ建築(アール・デコ博覧会の遺産;フランスのアール・デコ建築 ほか)
5 アール・デコ建築の現在(ポスト・モダンとアール・デコ;アール・デコ建築の保存 ほか)
著者等紹介
吉田鋼市[ヨシダコウイチ]
1947年(昭和22年)、兵庫県姫路市に生まれる。1970年、横浜国立大学卒業。77年、京都大学大学院博士課程単位取得退学。73~75年、エコール・デ・ボザールU.P.6在学(仏政府給費留学生)。横浜国立大学大学院教授。専攻:建築史・建築理論。工学博士
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感想・レビュー
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k5
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bittersweet symphony
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