絵とはなにか

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784120051678
  • NDC分類 720.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

斬新な、独創性に満ちた労作だ

――エルンスト・ゴンブリッチ

●訳者より
 19世紀から20世紀にかけて、西洋美術はこれまでに経験したことがないような巨大な変化にさらされる。形の定まらぬ朝もやを絵にしたモネの《印象、日の出》、物の断片が無秩序に画面に散らばるキュビスム絵画、寝かせたカンバスに絵具をしたたらせたポロックのアクション・ペインティング――変化はとどまる所を知らず、絵の存在が危なくなるほどに尖鋭化する。本書の表題「絵とはなにか」は、そうした変化に寄りそいつつ、激流のなかで改めて絵のありかを問い質そうとする作者の強い姿勢を示すものだ。

 近代(モダン)からポストモダンへと変化を重ねてきた絵を、それ以前の数千年の歴史を踏まえて広く視野の下におさめようとしたとき、著者ジュリアン・ベルの目に大きく見えてきたのが「再現」という概念だった。物や出来事や物語を「再現」するものであった絵が、そうでないものになろうとしたのがここ200年の大変化なのではないか。絵の変化を問いつつ、著者は同時に、絵の精神を、絵の本質を問おうというのだ。

――長谷川宏

●古代から2000年代の現代アートまで、多数のカラー図版で具体例を挙げながら、近代に大きく変化した芸術の価値観を問い直す。根源的だからこそ新鮮な絵の見方を示す、刺激に満ちた芸術思想史。


目 次
はじめに
第一章 図像としるし

第二章 見ることと知ること
第三章 形と時間
第四章 表 現
第五章 芸術のもつさまざまな意味

第六章 再 現

内容説明

近現代の絵は「再現」を離れて「創造的表現」ないし「精神的表現」に向かうようになった。カラー図版多数収載。印象派から現代アートまで、価値観が大きくゆらいだ200年を実作者の立場から問い直す。

目次

第1章 図像としるし
第2章 見ることと知ること
第3章 形と時間
第4章 表現
第5章 芸術のもつさまざまな意味
第6章 再現

著者等紹介

ベル,ジュリアン[ベル,ジュリアン] [Bell,Julian]
1952年生まれ。英国サセックス州ルイス在住の画家。創作のかたわら、批評活動もおこなう。また、ロンドンのゴールドスミス・カレッジ、キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ、シティ・アンド・ギルド・オブ・ロンドン・アート・スクールなどで教鞭をとる

長谷川宏[ハセガワヒロシ]
1940年島根県生まれ。68年東京大学文学部哲学科博士課程単位取得退学。哲学者。一連のヘーゲルの翻訳に対し、ドイツ政府よりレッシング翻訳賞を受賞。著書に『日本精神史』(講談社、第14回パピルス賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

10
近現代絵画が、自然の模倣から画家の内面を表現するものへと移り変わる過程を、科学技術の進展や批評理論ーその主なものは文学者や哲学者によるものだがーとの影響関係を交え、分かりやすく述べている。第2章で紹介されているロバート・フックの「絵の箱」とカメラ・オブスキュラをめぐる論述がとても興味深かった。「精神は目の背後にあって、目から受けとった絵を知に翻訳するものである」(P.61)。また作品と制作行為の差異を、市場と大きな商店に擬えて展開するP.55-62のくだりも示唆に富む。参考文献も充実していて大変良い本だ。2019/11/20

izw

9
古代からの絵・絵画の歴史を背景に、19世紀以後の絵に対する概念、芸術・哲学における絵(Painting)の位置づけを詳しく考察している。モダン、印象派、抽象画、キュビズム、シュールリアリズム、ミニマリズム、など何となく分かったように思っていた概念が、どのような変遷を経て、どのように影響しあい、誕生してきたかが、非常に明快に整理されていて、分かったつもりになれた。あとがきによると、翻訳する前に3年間で原書を読み進める勉強会をやったということがだが、そのお陰か、翻訳が非常にこなれていて読みやすい。2019/06/18

Masa

0
95%は理解出来ず。絵画を言語化すると、かくも難しいことになるものか、カトリックは民衆の教化に絵を奨励したというが、それも納得。芸術の意図が再現から表現に変わった時、絵画は他の表現手段がなし得た高みに達し得たのだろうか。「絵画の死」という言葉は私には遥か彼方である。2020/08/02

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