愛なき世界

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  • サイズ B6判/ページ数 447p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120051128
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

恋のライバルが人間だとは限らない! 

洋食屋の青年・藤丸が慕うのは?植物?の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差する――

本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。

三浦しをん[ミウラシヲン]
著・文・その他

内容説明

恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちに支えられ、地道な研究に情熱を燃やす日々…人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか!?道端の草も人間も、必死に生きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

1263
東京本郷の個人経営定食屋に住み込み就職した若い男性。植物の研究がしたく私立大学から国立大学大学院に進学し孤軍奮闘する若い女性。彼らの人間味溢れる恋愛物語。晴れ晴れとした読了感を与える良書。知的欲求から生じる利己は、他者に人間として生きる感動をもたらすことを表現すると感じた。料理と植物研究を対比しながら、地球上で「生きる」ことを考察する展開。人間が抱く知的興味や思考は尊く貴重で、功利ではなくそれに没頭する行為には言葉で表せない感動があることを再認識。損得勘定を超えるこのような情緒的感情を大切にしたい。2019/08/10

starbro

1242
三浦 しをんは、新作中心に読んでいる作家です。タイトルからの予想と異なり、少女漫画的東大植物愛ラブコメディでした。私は、気孔や松茸柄のTシャツを着た女性を好きにはなりません(笑)洋食屋「円服亭」のオムライスを食べてみたいなぁ。実は地球は、植物が支配しているという説を想い出しました。2018/10/06

ウッディ

1048
洋食屋見習いの藤丸は、ランチの出前で足を踏み入れた東大理学部の生物研究室で、植物の研究に情熱を傾ける人達とシロイヌナズナを愛する本村さんと出逢い、恋に落ちる。分野は違っても1つのことを探求する人に分かり合える景色がある。藤丸君と本村さんの歯がゆい恋の行方もさることながら、研究室アルアルや研究がうまく行った時の全能感やミスした時の絶望感、研究者の端くれとして共感しまくりで、これを書くのにどれだけの取材をしたのかという驚きと自分の言葉でわかりやすく伝えるしをんさんの筆力に脱帽でした。とっても面白かったです。2019/02/03

bunmei

1038
『舟を編む』でも感じましたが、テーマに沿った専門的な知識に裏付けされた描写力は見事だと思います。今回テーマは、植物生物学。研究に関わる内容は、リアリティさがある分、正直、難解でしたが、植物の世界も奥が深いなぁ、と感じます。ただ改めて、三浦作品の根底には、人の心の温かさや絆、そして万物への愛情が流れていることも確かです。洋食屋の店員・藤丸とT大の研究生・本村との不器用な恋の行方は、表題名とは裏腹に、2人の周りの人々も含めて、愛情いっぱいの人達ばかりで、この続きが読みたくなると思います。 2018/11/26

うっちー

932
三浦さんの執筆にあたっての探究は凄いものがありますが、少し専門的すぎました2018/11/05

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