認知症を堂々と生きる―終末期医療・介護の現場から

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認知症を堂々と生きる―終末期医療・介護の現場から

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050800
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0047

出版社内容情報

年をとると認知症になるのは当たり前。それは病気ではなく、長寿の証なのです――。人生の最後まで、本人と家族が誇りをもって生きるために、高齢者ケアの最前線から直言します。大反響を呼んだ『欧米に寝たきり老人はいない』待望の第二弾!「生きものはすべて目的に適うようにつくられています。認知症が進んでまわりのことがわからなくなれば、この世に対する未練や死への恐怖が薄らぎ、楽にあの世に旅立つことができます。人を含め動物が認知症になるというのは、生命を終えるうえで必要なことといえます。それなのに、昨今は認知症予防が大流行です。多くの人が認知症は予防できると信じています。努力して認知症になるのを少し先送りできたとしても、不老長寿の薬がないように認知症を防ぐ方法はありません。(略)認知症は予防できるという幻想を追い求めるより、年をとったらだれでも認知症になるという事実を認め、認知症になった時の生き方を今から考えておくほうがよいのではないでしょうか」(「はじめに」より)

宮本 礼子[ミヤモトレイコ]
著・文・その他

内容説明

認知症は長生きの証。不老長寿の薬がないように認知症を防ぐ方法はありません。年をとったらだれでも認知症になるという現実を受け入れ、認知症になった時の生き方を今から考えておくほうがよいのではないでしょうか。

目次

第1章 知っているようで知らなかった「認知症」(認知症はいつか行く道―老いを受け入れることの大切さ;生活が不自由になる認知症 ほか)
第2章 できないことが増えても、その人らしさはそのまま(認知症になっても感情は変わらない;認知症になっても、すべてわからなくなるわけではない ほか)
第3章 医療現場に求められる認知症患者の看取り(わが国の認知症終末期医療の現状;人工的な水分・栄養補給とは? ほか)
第4章 グループホーム「福寿荘」に見る認知症の人の終末期ケア(初めての看取り;認知症の方々をこうして支えています! ほか)
寄稿 海外の終末期医療を視察して(欧米豪の高齢者の終末期医療;アメリカの終身介護退職者コミュニティ(CCRC)における終末期医療 ほか)

著者等紹介

宮本礼子[ミヤモトレイコ]
1954年生まれ、東京都出身。医療法人風のすずらん会江別すずらん病院認知症疾患医療センター長。内科・精神科医師。旭川医科大学医学部卒業。2006年に物忘れ外来を開設し、認知症診療に従事。精神保健指定医、日本内科学会認定内科医、日本老年精神医学会専門医・指導医、日本認知症学会専門医・指導医、認知症サポート医。2012年「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ代表となる。「レビー小体型認知症サポートネットワーク札幌」顧問医

武田純子[タケダジュンコ]
1949年生まれ、北海道出身。有限会社ライフアート会長。グループホーム福寿荘総合施設長。看護師・介護支援専門員。1996年から97年にかけ、日本看護協会先駆的保健活動交流推進事業にてグループホームを運営。2000年にグループホーム福寿荘を立ち上げ、現在グループホーム3事業所と認知症対応型デイサービス・居宅介護支援事業所を運営。2016年より会長職。日本認知症ケア学会、日本臨床倫理学会に所属。「北海道グループホーム協会」顧問、「レビー小体型認知症サポートネットワーク札幌」代表、認知症介護指導者として活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Akio Kudo

1
★ ある程度正しい認知症の知識は得られるが中途半端。誤解されかねない罪作りな部分は看過できない。書籍にするなら正しく書いて欲しい2023/01/10

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