出版社内容情報
ここは世界の果て――。村上春樹氏の『1Q84』では、男性主人公(作家志望の予備校講師・天吾)が、謎を負った少女「ふかえり」に、チェーホフの「サハリン島」を読み聞かせる。中央公論社版『チェーホフ全集』から「サハリン島」を抜粋し、全集の雰囲気を生かした新装版として刊行。
内容説明
1890年、30歳のチェーホフは、極東の流刑地サハリンに滞在し、綿密な記録を残した。
著者等紹介
チェーホフ[チェーホフ][Chekhov,Anton Pavlovich]
1860~1904年。ロシアの作家。「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」などの戯曲のほか、多くの短篇小説を残した
原卓也[ハラタクヤ]
1930~2004年。ロシア文学者。東京外国語大学学長などを歴任。ドストエフスキー、トルストイ、ショーロホフなど訳業多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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