00年代の格差ゲーム

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120032738
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0036

内容説明

“平等神話”の崩壊後―それはすでにはじまっている…『不平等社会日本』を超え、犀利な「言葉」が私たち自身の「欲望の現在形」をうつしだす。

目次

1 大衆憎悪社会(楽をしてきたのは誰だ?;成果主義はなぜ挫折する ほか)
2 階層の閉域、言葉の閉域(透明な他者の後で;不平等を生き抜くためのブックガイド ほか)
3 00年代の格差ゲーム(そして平等ゲームが終わる;才と財 ほか)
4 暴力の現在形(スタジアムの「君が代」;消された憎しみ、消えた言葉―日本が消した「米国への憎しみ」 ほか)
5 横断されるメディア(騙しの無限連鎖を超えて―大岡玲との対談;マスメディアするインターネット ほか)

著者等紹介

佐藤俊樹[サトウトシキ]
1963年広島県生まれ。東京大学文学部社会学科卒。東京大学社会学研究科博士課程中退。東京工業大学工学部社会工学科助教授を経て、現在、東京大学総合文化研究科助教授。社会学博士。専攻は比較社会学、日本社会論
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感想・レビュー

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おーしつ

0
佐藤俊樹が様々な雑誌に載せた文章を再構成した一冊。 なので専門性も低く、論旨も一本道ではない分、逆にいろんな事を考えさせられます。 不平等は常に存在していた。 ただ社会全般が不平等があることを認めた時に社会自体が不平等になったということ。 「格差」=「不平等」は、「不平」から生まれる。 中にマンガを扱った文章もあったのですが、こういう本にしては(というと大変失礼ですが)、 マンガ好きから見ても興味深く読める内容でした。2008/08/08

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