柔らかい個人主義の誕生

柔らかい個人主義の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120012945
  • NDC分類 304

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nappa

3
デュルケム研究をしていてこの著書に辿り着きました。デュルケムのアノミー的自殺に絡めて展開していて、納得する部分が多くありました。「ひとびとがものに満足するという感情を失ってしまった」ここが印象に残りました。2014/12/29

schole

1
1960年代は国民が一丸となり急成長した。しかし続く1970年には2つの大きな危機が起こり、不確実性の時代が訪れる。ただ、生産性向上により自由な時間が増え、趣味の多様化が起こり一人一人がより個人的な嗜好を持つようになった。その一方その反動として他人志向や新興宗教に傾倒する人も生まれる。柔らかい個人主義とは、元来だれもが持っている自我とは別にそれを冷静に見つめる外的な自我を柔軟に行き来することを説く。 インターネットという個人主義を冗長させるコミュニケーション装置を当たり前に使う今だからこそ読んでおきたい。2015/09/27

ゆうじぃ

1
かなり前に読んだ本ですが、再び読んでみました。読んだ本を整理していて、処分しようと思いましたが、少し思い留まって、もう一度読むことにしました。購入した当時(30年くらい前?)は、内容が理解できていたつもりだったのですが、今読んでもかなり難しい内容で、本当は理解できていなかったのではないかと疑問です。もう一度読んでみようと思います。2014/02/16

0
(1984,304)著者死去でカウンター展示。8Pにわたり蛍光ライン落書きあり怒!!1960~70年代の変化より、今の方がという気もするが。仕事も家庭も自由時間が増えることで価値観が変わったという話。欲望が満たされると快楽が逓減する悲しみ(簡単に満足する不幸)、自由な選択より制限のほうが気楽など、ほんとにその通りだ。また、愛トリで表現を主張とはき違えているとの指摘の萌芽あり。生産する自我「技術的人間」=主張する人間。消費する自我「藝術的人間」=表現する人間(p187)。消費側は発信できない時代だったのだ。2020/08/25

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