感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
11
昭和54年第4刷の本。「徒然草」の原文に頭注、傍注が丁寧に付されており、分かりやすい。その上、「解説」が70ページ余りもあって、作品の分析、類別、作者に関することなどが詳しく丁寧に述べられ、大変充実している。木藤才蔵という方が校注者となっている。地味だがスタンダードな古典校注書として、とてもよい本だと思った。2017/09/06
イボンヌ
4
巻末に解説があり、そちらも面白いです。昨年の4月の発行なので、最新の解説や分析なのかもしれません。四十位で死ぬのがベストと言っておきながら、本人は70才くらいまで生きたようです。2016/09/08
ターさん
1
全段読破。友人との読書会だから読み切ることができた。一人では読み切ることはできなかっただろう。教科書にある有名どころしか知らなかった。こんなに雑多なものがあるのに驚いた。全二百四十三段もあれば、さもありなんとも思う。「そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」“妙に気違いじみた感じ”で書き上げたという。当時のこの表現が、どの程度の意味を持つのか分からない。この本は、母の蔵書である。第九十六段、書き込みがあった。「めなもみといふ草あり」の段である。母はどうしてこの段が気になったのだろうか。2022/12/09
荏苒 byn
0
昭和52年3月初版、長年の座右本。全段揃いの一生本。現代語訳は なく、字句の解説が小ポイント字・茶色で横に注釈で、古語の儘に読み下せる感じが良い。勉強にもなる。 唐土ミニマリスト18段、デジャブ71段、61段アスペルガー芋僧都。おひとりさまの薦め75段。非100%の美学 82段 131段学問と徳。漫画でもバロン吉元氏版は、一応全段ある。 2020/02/15