出版社内容情報
生誕の地オランダを出発点に、世界各地に散らばる三十数点の作品を訪ねる旅。住まいの間取り再現や透視図法の種明かしなど、新知見もたっぷりと!
内容説明
透視図法の種明かしやアトリエ再現など、驚きの新知見も満載。16美術館詳細ガイド付。
目次
巡礼の道1 オランダ(マウリッツハイス美術館;アムステルダム国立美術館)
巡礼の道2 ヨーロッパ(ドレスデン国立絵画館;ベルリン国立絵画館;シュテーデル美術館;アントン・ウルリッヒ公美術館;ウィーン美術史美術館;ルーヴル美術館;スコットランド・ナショナル・ギャラリー;ケンウッド・ハウス;バッキンガム宮殿ステート・ルーム;アイルランド・ナショナル・ギャラリー)
巡礼の道3 アメリカ(フリック・コレクション;メトロポリタン美術館;ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
著者等紹介
朽木ゆり子[クチキユリコ]
ノンフィクション・ライター。東京都生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒。同大学院行政学修士課程修了。コロンビア大学大学院政治学科博士課程に学ぶ。1987年から92年まで「日本版エスクァイア」誌副編集長。94年よりニューヨーク在住
前橋重二[マエハシジュウジ]
ライター。1953年、東京都生まれ。慶応大学経済学部卒。美術雑誌、自然科学書などの編集にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シャトル
35
【図書館】フェルメールの作品を収蔵してる美術館巡りの旅。誰も知らないフェルメールと題したコラムも面白い。2011年発刊 2014/01/26読了2014/01/26
夏
17
フェルメールが好きだ。オランダを訪れた際は、マウリッツハイス美術館、アムステルダム国立美術館、そしてデルフトへ赴いた。ドレスデン国立絵画館では修復中の「窓辺で手紙を読む女」を見ることができ、忘れることのできない一生の思い出となった。ベルリン国立絵画館、ルーヴル美術館でもフェルメールの絵画を堪能した。だが、それだけ。他にも行ってみたい美術館がたくさんある。もうなかなか行ける機会はないだろうが、もっとたくさんフェルメールの絵を見に行きたくなる。フェルメール研究者ウェリュには脱帽。彼の論文をいつか読んでみたい。2023/06/20
ネコタ
13
フェルメールの全作品35作品(諸説あり)をその写真とともに解説している本。所蔵してある美術館の紹介、その作品の特徴、見方、そのほかコラムなどなど。フェルメールの作品を全部見てみたいと思い、2016年末現在で17作品。まだ実際の展示場所で見たのが1作品だけなので、まだまだです。盗まれている「合奏」のコラムが大変興味深かった。朽木ゆり子さんはフェルメールについての本をたくさん書いてあるので他の本も読んでみたい。とりあえずロンドンに行きたい。2017/01/07
yuukoromama
9
フェルメールの全作品を地域ごと美術館ごとに紹介。作品の解説と共に、持ち主の変遷さらに美術館の解説まで有って、ページ数の割にボリューム満点だった。真贋問題は興味深いものが有った。2017/05/17
雨巫女。@新潮部
6
《私‐図書館》フェルメールのある美術館は、趣があって素敵。私も、フェルメール巡礼してみたい。2011/12/16