内容説明
アスプルンドの図書館、村野藤吾の庭石、マティスの窓と光…韓国の鄙びた集落、インドの不思議な天文台、タルコフスキーが撮った廃墟。建築をめぐる旅はきっと人生の糧となる。
目次
名作の足元を見る―旧千代田生命本社ビル
「星の王様」が造った天文遊園地―ジャンタル・マンタル
本の精霊に捧げられた神殿―ストックホルム市立図書館
石塀に会いにゆく―閑谷学校
ひとひねりした住宅―母の家
村の住み心地―河回村
タルコフスキー好みの廃墟―サン・ガルガーノ聖堂
名旅館名室の条件―俵屋旅館
コレクターの館―サー・ジョン・ソーン美術館
五十年後の建築家冥利―ケース・スタディ・ハウス#1
住まいの変奏曲―マーヴィスタ・ハウジング
マティスの遺した光の宝石箱―ロザリオ礼拝堂
著者等紹介
中村好文[ナカムラヨシフミ]
建築家。1948年千葉県生まれ。1972年武蔵野美術大学建築学科卒業。宍道建築設計事務所勤務の後、都立品川職業訓練校木工科で学ぶ。1976年から1980年まで吉村順三設計事務所に勤務。1981年レミングハウスを設立。1987年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。1993年「一連の住宅作品」で第18回吉田五十八賞特別賞を受賞。日本大学生産工学部居住空間デザインコース教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぐっちー
3
意中の、というのがよく嵌まってる一冊。建築家である著者が気になってる建築物を訪ね、写真とスケッチと文章でどこがどう気になるのか綴ってゆく。で、そのどれもがおいらも行ってみたいところばかり。中でもストックホルムの図書館やマティスが設計した教会はおいらのツボそのまんま。2011/07/06
るうるう
2
気持ちが上がる↑2016/01/25
nranjen
1
アスプルンドのストックホルム図書館が載っている!! 2022/08/20
ひ※ろ
1
★★★☆☆2017/06/25
o2
1
本読みにはたまらないストックホルム市立図書館、京都の俵屋旅館、マティスのロザリオ礼拝堂など素敵な建築目白押し(*^◯^*)2012/07/02