出版社内容情報
雪をまとって校庭に降り立った悪意。それはさらなる犠牲を求めて校舎を彷徨った。
5年振りの現代ミステリー全三巻、ついに刊行開始!作家生活25周年の集大成!
<第一部 事件>
――舞台はバブル末期の東京下町の中学校――
クリスマスに2年生・柏木卓也が死体で発見されるところから物語は始まる。
柏木卓也の死は自殺か他殺か――。
犯人を目撃した「告発状」の出現。動き出すマスコミ。そして再び生徒が犠牲に・・・・。
<第二部 決意> 9月発売予定
<第三部 法廷> 10月発売予定
に続く。
内容説明
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした―。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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