画家とモデル―宿命の出会い

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画家とモデル―宿命の出会い

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103532316
  • NDC分類 723
  • Cコード C0095

出版社内容情報

同性の“ミューズ”への秘められた想い、妹への偏愛、差別される者への慰撫。名画に刻まれた、描く者と描かれる者の知られざる関係。

内容説明

名画誕生秘話と画家の秘めた想い!ワイエス、レンピッカ、シャガール、ゴヤ、モロー、ベラスケス、サージェント…名画に刻まれた驚愕の関係を「怖い絵」シリーズの著者が読み解く!

目次

晩年に得た真のミューズ―サージェントと“トーマス・E・マッケラーのヌード習作”
「飛んでいってしまった」―ゴヤと“黒衣のアルバ女公爵”
母として画家として―ベルト・モリゾと“夢みるジュリー”
守りぬいた秘密―ベラスケスと“バリェーカスの少年”“道化セバスティアン・デ・モーラ”
レンピッカ色に染める―タマラ・ド・レンピッカと“美しきラファエラ”
愛する母をマリアに―ギュスターヴ・モローと“ピエタ”
大王と「ちびの閣下」―メンツェルと“フリードリヒ大王のフルート・コンサート”
伯爵の御曹司とダンサー―ロートレックと“ムーラン・ルージュ、ラ・グリュ”
野蛮な時代の絶対君主に仕えて―ホルバインと“デンマークのクリスティーナの肖像”
愛のテーマ―シャガールと“誕生日”
過酷な運命の少女を見つめて―フォンターナと“アントニエッタ・ゴンザレスの肖像”
真横から捉えた武人の鼻―ピエロ・デラ・フランチェスカと“ウルビーノ公夫妻の肖像”
破滅型の芸術家に全てを捧げて―モディリアーニと“ジャンヌ・エビュテルヌ”
妹の顔のオイディプス―クノップフと“愛撫”
宗教改革家との共闘関係―クラーナハと“マルティン・ルター”
画家の悲しみを照り返す―レンブラントと“バテシバ”
呪われた三位一体―ヴァラドンと“網を打つ人”
「世紀の密会」―ワイエスと“ヘルガ・シリーズ”

著者等紹介

中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する雑誌連載、書籍などの執筆のほか、講演、テレビ出演など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

109
本のタイトルを見て、画家とモデルの間の淫靡なゴシップを予想するも、そんなゲスの推測を完璧に裏切るのが中野さんの真骨頂。このテーマで、当時の社会情勢や画家の人間性を見事に浮き彫りにする。メンツェルのフリードリヒ大王、ホルバインのヘンリー八世、クラーナハのルターなど、世界史に輝くモデルへの歴史的考察は勉強になる。ベント・モリゾとマネ、ヴァラドンとユトリノの家族の物語も興味深い。また、ベラスケスやワイエスが、か弱いモデルに注ぐ温かい視線にも感動。ただ、文中で紹介される作品に較べて掲載される図版が少ないのが残念。2020/07/17

あっか

85
…正直初見は「中野さんには珍しく、なんか冴えないインパクトのない表紙だなあ」でした。…が!!1番の衝撃を受けたのがこのヘルガ・シリーズ作品解説でした…しかもまだご存命とは。またしても中野さんにやられた!笑 その他、黒衣のアルバ女公爵(男って!)、緑のブガッティに乗るタマラ(カッコ良すぎ!)、アントニエッタ・ゴンザレスの肖像(ストーリーに感動)が印象に残った。絵画って歴史背景を知るのも勿論だけど、モデルとの関係性を知ることこそが真髄なのかも…と思わされた。今回もどれも読み応えあり過ぎでした。2021/02/09

キムチ27

85
中野さんの四方山モノはもはや職人芸。西洋文化史というアカデミズムの肩書ならではの蘊蓄も、更に磨きがかかっている。神がかり的なペンの滑りを感じる。標題から、直ぐに浮かぶのはルノアール、マネ、クリムト。。と来るが。今作で初めて知った画家、既知でも初めてみた作品 全てが蠱惑のお宝。特出しているのはサージェントの「彼」の一物。衝撃を越え、人間性極まれりかと。栄誉栄華を極めたワイエスの晩年を煌めかせた彼女の肖像も感動もの。before & after が凄い。画家の心も目を通してみた彼女が「かように」変貌したんだ2020/06/29

さつき

83
様々な画家とその作品を、モデルとの関係を中心に紹介。誰でも知っている有名作品もあれば、美術に疎い私は名前も知らない画家も登場しバラエティ豊かなラインナップです。一章が十ページ程度で簡潔にまとめられているので読みやすい。作品自体は見知っていても、その影のエピソードは知らなかったり、初めて見る絵にすごく惹きつけられたり楽しく読みました。2023/01/15

読特

79
感性のない私に感性だけが絵の楽しみではないと教えてくれた著者。今回は画家が抱いたモデルへの想い。表紙はワイルドの描いたヘルガ。美しくも若くもないモデルの作品を245点も残していた話の驚き。多毛症の少女の愛らしい肖像。描いたファンターナと彼女が交わした会話は?エレベータボーイの黒人モデルのヌードを描いたサージェント。息子の友人と恋に落ちたヴァラドン。宗教改革者ルターと二人三脚で生きたクラーナハ。調べてもつきない、考えてもつきない、18の物語。2020/08/20

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