出版社内容情報
巷に溢れる、嫉妬や妬み、焦り……すべては自らにかけた「呪い」から始まった──まっとうな知性の使い方と「呪い」を解く智恵を語る、ウチダ的〝贈与論〟。
政治家の失言、ネット上の罵詈雑言、就活や婚活の壁……他人を呪うことは、自らを呪うこと。「ほんとうの私」なんてどこを探してもいない。ぱっとしない「自分」だけど、そろそろ受け容れて、もっと自分を愛そう。そして、他人にも祝福の言葉を贈ろう。時代に蔓延する「呪い」を解く智恵を語る、ウチダタツル的・新“贈与論”。
内容説明
巷に溢れる、嫉妬や妬み、焦り―すべては自らにかけた「呪い」から始まった。他者へ祝福の言葉を贈ることこそが、自分を愛することになる―呪いを解く智恵は、ウチダ的“贈与論”にあり。まっとうな知性の使い方と時代を読む方程式を考える一冊。
目次
1 日本のことを考える(呪いの時代;「祝福」の言葉について;「後手」に回る日本;英語が要らない奇跡の国;「婚活」と他者との共生;「草食系男子」とは何だったのか;『日本辺境論』を超えて;これからを生き延びる智恵;神の言葉に聴き従うもの)
2 未曾有の震災の後に(荒ぶる神を鎮める;戦争世代と科学について)
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950(昭和25)年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸女学院大学文学部総合文化学科を2011年3月に退官。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010、著作活動全般に対して第3回伊丹十三賞を受賞。神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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