「地球の歩き方」の歩き方

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103202219
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

それはバックパッカーの体験を集めた小冊子から始まった。「地球の歩き方」創刊30年。国民的ガイドブックの足跡は、ボクたち日本人の海外渡航史そのものだった!

内容説明

パックツアーじゃない、ボクたちの足で自由に世界を歩きたい!そんな若者たちの思いが国民的ガイドブックを生み出すことになった。合計100時間にもおよぶ関係者への膨大な取材から明らかにされた「地球の歩き方」の足跡。それは、日本人旅行者たちのドラマそのものだった。

目次

序章 ボクらの旅を、みんなへ
第1章 「自由旅行」の原石
第2章 「自由」を仕掛ける
第3章 「地球の歩き方」の創刊
第4章 みんなで作るガイドブック
第5章 シリーズ化への道
第6章 プラザ合意の波に乗って
第7章 トップシェアの孤独
第8章 世代交代のとき
終章 新しい歩き方へ
附 もう一つの歩き方―表紙の三〇年

著者等紹介

山口さやか[ヤマグチサヤカ]
フリーライター。1974年生まれ。日本女子大学大学院人間社会研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社でディレクターとしてさまざまな番組制作に携わった後、現在は雑誌などのライターとして活動するかたわら、NPO法人友‐友でデイサービスに携わっている

山口誠[ヤマグチマコト]
関西大学社会学部准教授。1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会情報学)。専門はメディア研究、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまゆ

4
思いのほかワクワクした。海外旅行といえば必ず買っていた「地球の歩き方」。作り手の熱意は、本当に読者に伝わるのだとしみじみ思った。時代が変わり旅行の概念も変わるなか、当事者たちのジレンマは相当なものだったろう。ずっとあり続けていてほしい本。2014/01/15

Yasutaka Nishimoto

2
地球の歩き方を初めて読んだ(眺めた)のは1987年頃で、ヨーロッパ編だったかアメリカ編だったか、多分その両方だった記憶があるが、投稿での現地情報がとても充実した内容だった。その後の編集方針で「確認できた内容以外は載せない」となり、投稿の位置付けも大きく変わることになるのだが、最近のスマートホン持参でのガイドブック代わりの旅行においても、他の旅行者のブログ等に触発されてと思えば、まあ…。結局、海外に初めて出たのはその約20年後であって、このシリーズには十分すぎるほどお世話になりました。充実の社史。2016/01/05

salon_du_nord

2
地球の歩き方には僕もお世話になっていますが、確かにそのスタイルに賛否両論あるのも知っていました。だけど、それらは個人旅行に対する世間の見方、価値観が変わっていく中で、編集者たちの苦渋の決断だったのだということがよくわかりました。なにより、このような創刊者の人たちの話を聞くと、自分もバックパックもって旅に行きたくなりました。2011/11/29

tomo

2
旅に行くとなると、なんだかんだいって「歩き方」にお世話になることが多い。いままでにいったい何冊このシリーズを買っただろうか…と感慨に浸りながら読むと、本書の読み応えが違ってくる。じっくり取材をして丁寧に執筆した良書と感じた。制作サイドとしては「貧乏旅行」のガイドではなく、「個人旅行」を啓蒙する本だったというのは共感できた。2010/01/15

Hiroki Nishizumi

1
ヨーロッパ一日五ドルの旅のパクリであることは有名だが、一世を風靡したことは間違いない。記載内容も事実ではあるものの必ずしも普遍的ではなかったりするので、毀誉褒貶が激しいが、お世話になったことも事実だ。まあ羨ましい人生だ。2021/02/25

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