新潮文庫
ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 557p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102193570
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

悲劇はとどまることを知らない。かけがえのない仲間を失いながらも、旅は続く―“暗黒の塔”への旅は。最後の一歩を踏み出そうとするローランドに、襲いかかるさらなる危機。残された希望ともいえる人々をさえ踏みにじろうとする悪意の前に、人間はどう立ち向かうのか。構想から30年、世界を救うべく果てしなくさすらい続けた男の驚愕の終着点とは。壮大なるライフワーク、ここに完結。英国幻想文学大賞受賞。

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン][King,Stephen]
1947年メイン州生れ。貧しい少年時代から恐怖小説を好む。高校教師、ボイラーマンといった職業のかたわら執筆を続け、’74年に『キャリー』でデビュー。好評を博し、以後『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを生み、“モダンホラーの帝王”と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』などがある。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数

風間賢二[カザマケンジ]
1953年東京生れ。武蔵大学人文学部卒業。『ホラー小説大全』で第51回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

125
やっと最後まで来ました。昔一通り読んでいた時とは若干異なるイメージを持ちました。最後の対決などは、荒木飛呂彦のコミックを思い出してしまいました。何とかやっつけてスザンナも無事でということで何とか終わりました。最初に読んだときにはあまり興味なかった最後についているブラウニングの詩がよかったと思います。英語で探してみたい気がします。何年か後にもう一度読もうかと思います。2016/07/28

Tetchy

103
前巻から頻繁に挿入される9・11同時多発テロもこのシリーズに多大なる影響を与えていることも忘れてならない。しかも2001年9月11日が何か特別な日として素晴らしいイベントがあるとかなり強調している。しかしこの〈暗黒の塔〉では“その日”の出来事は描かれない。もしかしたら作者は〈暗黒の塔〉の崩壊の影響が9・11同時多発テロのツインタワー崩壊とリンクさせようとしていたのかもしれない。これまで以上にハリー・ポッターネタを筆頭に色んなファンタジーを貪欲に取り入れて、この長い物語もようやく幕が閉じられるのであった。2024/02/26

ぐうぐう

31
前巻でキングはこう書いた。映画『クージョ』がお気に入りだと言う男に「あれよかったね! めちゃくちゃ怖かった! あの少年が生き残ってよかったよ!」そう言われてキングはこう答える。「本では死ぬんだ」と。言うまでもなくスティーヴン・キングは、代償としての物語を描き続けてきた。それはこの『ダーク・タワー』でも変わらない。終盤間際、キングはこう書く。「道も物語もともに長い。そのように言わないだろうか? 旅は長くて、代価は高くついた……しかし、たやすく手に入るものに偉大なものなどない。(つづく)2021/07/14

あっちゃん

30
シリーズ最終巻!途中、嫌な予感的中もあったけど、スザンナのエピローグに脱力!よっぽど警戒してたのね私(笑)でもローランドは…がんばれとしか言えんな(  ̄▽ ̄)長いシリーズの落とし所としては上手い!2017/03/19

**くま**

22
最終巻。オイとの別れ、スザンナとの別れ、ラスト近くのニューヨーク・・・この1冊で3回泣いた。特にニューヨークは号泣。スザンナ、私がこれまで読んだキング作品の中で(これで74冊目!)いちばん好きなキャラだったかも。全16冊、半月以上かけてひたすらこのシリーズばかりを一気読みしていたため、まるで自分も仲間のひとりとして旅をしているような、他では得られない一体感があった。ファンタジーとロマンスが苦手な私には第1部と第4部は微妙だったけど、いい旅だったと今は思う。サンキャー、サイ・キング。この旅を決して忘れない。2014/05/08

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