出版社内容情報
北郷陰吉の報告では、鳶沢一族の荷運び方の文助の様子がおかしいという。分不相応な料理屋に出入りし、怪しい白い粉を手に入れている。総兵衛は、陰吉の他、林梅香、忠吉、筑後平十郎を召集して文助の後をつけるのだが、見事に巻かれてしまう……。交易船団は、カイト号を建造しているバタヴィアのオランダ商館造船場に人を残し、ホイアンで最後の荷を積み込み、いよいよ帰国の途についた。
佐伯 泰英[サエキ ヤスヒデ]
著・文・その他
内容説明
北郷陰吉の報告では、鳶沢一族の荷運び方の文助の様子がおかしいという。分不相応な料理屋に出入りし、怪しい白い粉を手に入れている。総兵衛は、陰吉の他、林梅香、忠吉、筑後平十郎を召集して文助の後をつけるのだが、見事に巻かれてしまう…。交易船団は、カイト号を建造しているバタヴィアのオランダ商館造船場に人を残し、ホイアンで最後の荷を積み込み、いよいよ帰国の途についた。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’76年『闘牛』を発表。’81年『闘牛士エル・コルドベス 一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞。’87年、初の小説『殺戮の夏コンドルは翔ぶ』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
165
大団円に向かうって感じの第17巻目でした。おこもの忠吉がしっかりしてきたなぁと。「信一郎さん、お帰りなさい。お疲れ様でした。」って感じです。いよいよ次で完結です。楽しみやら淋しいやらですね。そろそろ江戸時代も終わりになるのですね。2018/12/03
とし
92
新・古着屋総兵衛「いざ帰りなん」17巻。次巻がいよいよ最終巻なんですね、ちょっと寂しい残念です。総兵衛さんと桜子さんの祝言、イマサカ号と大黒丸の組員全員が無事帰還、信一郎とおりんの子海生、新たに陰吉、忠吉、平十朗が鳶沢一族に異例の仲間入りと、最終巻に向かっていますね。どんな完結になるのか楽しみに待ちましょう。 2019/01/08
ドナルド@灯れ松明の火
20
新古着屋総兵衛もいよいよ次巻で最終となる。10代目もよく頑張ったと思う。もはや江戸では敵なしの総兵衛たちは、次作で外国に雄飛する結末なのだろう。 2019/03/07
ロデタ
11
やっと船団が帰って来た。次巻でついに完結。2019/01/22
Aki
9
船団が帰国。カイト号の造船も進み、次の最終巻に向けておめでたいムードで締めくくられてますね。2018/12/28