出版社内容情報
変わらぬ味を守る老舗洋食屋のシンプルな品書き、大衆酒場の常連が秘密の暗号のように呼ぶ一皿の正体、行き交う客を日々見つめるそば屋の古びた短冊に、開店前に店の主人が毎日黒板に書き並べる料理の数々……。店の匂いや味を色濃く宿すメニューのことばは、一編の詩のように客の目と心を喜ばす。品書きの行間にふかく分け入り、愛され続ける店の秘密へと迫るおいしいドキュメンタリー。
平松 洋子[ヒラマツ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
変わらぬ味を守る老舗洋食屋のシンプルな品書き、大衆酒場の常連が秘密の暗号のように呼ぶ一皿の正体、行き交う客を日々見つめるそば屋の古びた短冊に、開店前に店の主人が毎日黒板に書き並べる料理の数々…。店の匂いや味を色濃く宿すメニューのことばは、一編の詩のように客の目と心を喜ばす。品書きの行間にふかく分け入り、愛され続ける店の秘密へと迫るおいしいドキュメンタリー。
目次
シチューと煮込み
道頓堀の品書き
ちょっと大衆酒場で
キッチンカーでランチを買う
かつサンドの秘密
夢のかたち
だからジューススタンド
そこに立ち食いそばがあるから
「立ち食いそばには『ナンバーワン』がない」―大衆そば研究家・坂崎仁紀氏に聞く
趣味のお茶漬け
新橋駅前の楽園で
ホットケーキとパンケーキ
豚まんが愛される理由
黒板と筆ペン
著者等紹介
平松洋子[ヒラマツヨウコ]
1958(昭和33)年、倉敷市生れ。東京女子大学卒業。エッセイスト。世界各地に取材し、食文化と暮らしをテーマに執筆している。著書に『買えない味』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『野蛮な読書』(講談社エッセイ賞受賞)、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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