小学館101新書
品格の原点―いまなぜ「日本道徳論」なのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250929
  • NDC分類 150.21
  • Cコード C0295

内容説明

幕藩体制の瓦解と明治維新という歴史的大変動の中で、否応なく欧化文明の巨大な渦に巻き込まれていった明治人の生き方を問うた古典的名著『日本道徳論』、待望の現代語訳。グローバル化、情報革命の渦中にあって自信を喪失し、道徳的な基軸を失い、品格を忘れてしまった現代の日本人にとっては、まさに至言。老人遺棄、育児放棄、そして家庭崩壊。「道徳喪失」の非常事態を前に、本書は、日本人が忘れてしまった「大切な生き方」を改めて見直すきっかけとなるはずだ。

目次

第1章 道徳の教えは、いまの日本にとってどれほど大切なものか(道徳崩壊の危機;国の存亡・盛衰と道徳 ほか)
第2章 我が国の道徳の教えは、世教によるべきか、世外教によるべきか(西洋のキリスト教と中国の儒学;儒学の功績)
第3章 世教はなにを採用するのがよいか(東西の両聖人;誠意正心の言葉 ほか)
第4章 道徳の教えは、どのように実行すればよいか(道徳の五つの条目;道徳を弘める協会設立の意義 ほか)
第5章 道徳会は主としてなにを行うべきか―守るべき六戒(妄論を打破する;卑しい風俗を正す ほか)

著者等紹介

西村茂樹[ニシムラシゲキ]
文政11(1828)年、江戸で生まれる。明治時代を代表する教育家、思想家。明六社の一員。文部省で編書課長として教科書や辞書の編纂に当たる。道徳の復古を唱え、東京修身学社(のちに日本講道会、日本弘道会と改称)を設立。宮中顧問官、貫族院議員。明治35(1902)年逝去。享年75歳

尾田幸雄[オダユキオ]
昭和5(1930)年、東京生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。専攻は倫理学、道徳教育。(社)日本弘道会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

丸坊主

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混迷の時代と言われる現代に、過去の思想や道徳を読み返す必要があるように感じています。しかし、時代的な背景は現代と全く違っており、そのまま受け取ろうとすると無理があるように思います。読む側のバランスがかなり求められると思いますし、そうである以上、他にもっとよい本があるように感じました。2012/05/18

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