• ポイントキャンペーン

小学館101新書
介護漫才―筋ジストロフィー青年と新人ヘルパーの7年間

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250363
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0295

内容説明

介護の現場は“大変で苦しい”…、というのが一般的な認識だが、誰もが「されるほう」にも「するほう」にもなりうるのが“介護”だとしたら、楽しいほうがいいに決まっている!本書に登場するのは、筋ジストロフィーの青年「かいや」と、彼を支えるヘルパーのひとり「あゆさん」。ふたりのほのぼのとした日常のやりとりや、それぞれの取り組み方から、介護のひとつの在り方が見えてくる。ブログ発の、ユルくておかしくて、それでいて色々と考えさせられる、介護の現場リポート。

目次

第1章 身体の介助(2人の出会いの採用面接;シフト変更;おねえキャラ☆ ほか)
第2章 外出の介助(小さな嘘;念力で動くジョイスティック車;電動車いすで電車に乗る ほか)
第3章 家事の支援(介護初日の漫談;落下;重い要求 ほか)

著者等紹介

貝谷嘉洋[カイヤヨシヒロ]
1970年岐阜県生まれ。10歳のときに筋ジストロフィーと診断され、14歳で自力歩行不能となる。93年関西学院大学卒業後アメリカに単身渡る。99年カリフォルニア大学バークレイ校ゴールドマン政策大学院修了。2000年にジョイスティック車によるアメリカ一周を敢行したのちに帰国し、同車で初の新規運転免許取得。01年NPO法人日本バリアフリー協会を設立。05年上智大学博士後期課程修了。障がい者の音楽コンテスト「ゴールドコンサート」を主催しながら、執筆活動、講演などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

49
介護漫才と面白楽しく書かれていましたが、貝谷さんがやっと信頼できるヘルパーさんを見つけられた事、お喜び申し上げます。自分の体が動かない・・手助けが欲しい・・まだ貝谷さんには意思の疎通が図れます。友人はCPですから言語にも障害があり聞き取り辛い。お父様はお亡くなりなりましたがお母様も高齢。一人っ子さんですがご両親の賜物で友人やヘルパーさんに不自由はされておりませんが・・この先の福祉の行方を考えると・・。今朝の朝刊に消費を喚起提言の下に年金運用が5兆円の赤字と。ばらまき財源はヤケクソなんでしょうか安部さん。2016/04/05

むーむーさん

14
面白かった。介護人は素直でなければならないなと。(←言葉足らずな書き方だが)2016/03/29

茶幸才斎

2
筋ジストロフィーの筆者が、気の合うヘルパーさんとの日常の面白可笑しい掛け合いを紹介しながら、障がい者のおかれている現状や、介助「される方」と「する方」の双方にとっての注意点などを述べている。思ったことを何でもはっきりヘルパーさんに伝える筆者の姿勢が実にすがすがしく、毎日がとても楽しそうだ。特に高齢者の介護では、介護「される方」が「する方」に対する負い目から、うまく要求を口にできず不自由しているケースもあると聞く。筆者の云うように、両者のコミュニケーションを成り立たせることが、一番大事なことのようだ。2010/05/24

にこにこ

2
ヘルパーのあゆさんがすごく自然体でお仕事しています。ヘルパーといえば、「大変・偉い・献身的」と一般人は思い、ある種の人たちは「専門職としての視点で観察とかかわりを」と上から目線。でも、このあゆさんは普通のお仕事と変わらず責任感と安全を全うする気持ちを強くもっていると思いました。コレを実現させているのは精神的に自立している利用者の貝谷さん。健常者にまさるとも劣らない活動的な生活をされています。日々の生活に追われてやりたいこともままならない、そもそもやりたいこともない人も多いのに、すごいなと思います。ただ、要2009/09/30

ReadingYear

0
会話調で楽しく読めた2011/11/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/244744
  • ご注意事項