恒子の昭和―日本初の女性報道写真家が撮影した人と出来事

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恒子の昭和―日本初の女性報道写真家が撮影した人と出来事

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  • サイズ B5判/ページ数 96p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784096820667
  • NDC分類 748
  • Cコード C0071

出版社内容情報

時代の目撃者、笹本恒子が捉えた優しい昭和

日本初の女性報道写真家、笹本恒子は2012年9月に満98歳になる。
本書は、その70余年にわたるキャリアの集大成となる写真集。
昭和期にその道を究めた人々のポートレートと、戦前戦後の刻々とかわる社会を切り取った報道写真を中心に収録。
「人々編」では、徳富蘇峰、室生犀星、井伏鱒二、三木武吉、加藤シヅエ、千田是也、力道山、江間章子、沢村貞子、新藤兼人など錚々たる人物が登場。
「出来事編」は日独伊三国同盟婦人祝賀会、マッカーサー夫人、原水爆禁止世界大会、60年安保条約自然成立の瞬間など、激動の昭和史をたどるショットが続く。
笹本流カメラアイが捉えた優しく温かく懐かしい写真は、人々が懸命に生きた昭和の証しといえるだろう。

【編集担当からのおすすめ情報】
たとえば、昭和32年、将棋史上初の三冠王となった升田幸三氏。
「相好を崩す」とはこういうことか!と感心してしまう笑顔が、この写真集には3カット収められています。豪快な棋風と野武士のような風貌で、1日に煙草を200本、酒を3升のむ“将棋の鬼”が、笹本さんのカメラの前ではひとかけらの警戒心もない自然な姿をみせています。
徳富蘇峰氏の秘書からは撮影した写真について、「こんな柔和な先生のお顔は見たことがありません」と賛辞をいただいたそうです。
一方で、60年安保闘争や三井三池争議の報道写真からは、笹本さんが現場で感じた憤りや興奮、共感が伝わってきます。
自伝的エッセイ『好奇心ガール、いま97歳』(弊社刊)で一躍脚光を浴びた笹本さんの、仕事の足跡をたどる一冊です。同時に、昭和を生きてこらた方々の人生とシンクロする何かが、必ず見つかる一冊だと思います。

はじめに

PART.1[人々編] 昭和を生きた人々

北原怜子(社会奉仕家)、グレン・W・ショー(日本文学研究家)、沢田美喜(社会事業家)、三木武吉(政治家)、太田 薫(労働運動家)、浅沼稲次郎(政治家)、尾崎士郎(小説家)、佐多稲子(小説家)、徳富蘇峰(ジャーナリスト・思想家・歴史家)、加藤シヅエ(婦人解放運動家・政治家)、大宅壮一(評論家)、松本満次(「宗谷」初代船長)、原田三夫(科学評論家)、三笠宮崇仁親王殿下(歴史学者)、崇仁親王妃百合子殿下(三笠宮崇仁親王の妃)、室生犀星(詩人・小説家) 、猿橋勝子(地球科学者)、谷 桃子(バレリーナ)、藤沢嵐子(タンゴ歌手)、東郷たまみ(洋画家)、朝丘雪路(女優)、力道山(プロレスラー)、石黒敬七(柔道家・随筆家)、ヨネヤマ・ママコ(舞踊家・振付師・パントマイミスト)、藤山一郎(歌手)、中村メイコ(女優)、長谷川 伸(小説家・劇作家)、松岡洋子(評論家・翻訳家)、千田是也(演出家・俳優)、壺井 栄(小説家・詩人)、井伏鱒二(小説家)、巌本真理(バイオリニスト)、江間章子(詩人)、木谷 實(囲碁棋士)、笠置シヅ子(歌手)、升田幸三(将棋棋士)、沢村貞子(女優・随筆家)、林 富美子(医師)、南 とめ(ネガフィルム編集者)、丸木 俊(洋画家)、村瀬幸子(女優)、結城みち子(歌人)、斎藤 史(歌人)、宇野千代(小説家)、三岸節子(洋画家)、新藤兼人(映画監督・脚本家)

Column
昭和という時代/笹本恒子のカメラアイ

PART.2[出来事編] 激動の昭和

“昭和の激動期と恒子”の略年表
写真協会(イマーヂ・デュジャポン女性編/日本の女性芸術家たち/写真週報)
開戦前夜(日独伊三国同盟婦人祝賀会/日米学生会議/ヒトラーユーゲント来日)
進駐軍(銀座四丁目交差点/米軍専用車/米軍紙の女性カメラマン/マッカーサー夫人/リッジウェイ総司令官夫妻/隅田川の渡し船/横浜本牧のホテル)
平和への祈り(永平寺/広島原爆ドーム)
女性台頭(婦人保安官誕生/ストリップショー/警職法改正反対 )
民主化の波(原水爆禁止世界大会/三井三池争議/60年安保闘争)

あとがきにかえて

『恒子の昭和』収録写真の一覧

内容説明

人々が懸命に生きた時代の証し。笹本恒子の優しく懐かしい写真集。

目次

1 人々編―昭和を生きた人々
2 出来事編―激動の昭和

著者等紹介

笹本恒子[ササモトツネコ]
1914年(大正3)東京生まれ。日本写真家協会名誉会員。1940年に財団法人写真協会に入社、日本初の女性報道写真家となる。戦後はフリーのフォトジャーナリストとして活躍し、1950年には戦後初の写真展を開催。一時期現場を離れるが、1985年の写真展をきっかけに完全復帰。2001年第16回ダイヤモンドレディ賞受賞。2011年第45回吉川英治文化賞、日本写真協会賞功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あじ

43
日本初の女性報道写真家、笹本恒子の写真集。一時、写真の現場を離れたが100歳を迎えた現在でも写真展を開くなど精力的に活躍。有名無名問わず『道を究めた人』『一隅を照す人』に、光をあてた写真を撮り続けている。ファインダーから語りかける眼差しが木漏れ日のようで、白黒写真でありながらプリズムが溢れて見えます。「時代の顔」が生き生きと切り取られ、本を閉じた後でも被写体の笑顔が次々浮かんでくるくらい。井伏鱒二、沢村貞子、力道山、総勢46名が登場。後半は激動の昭和の出来事を写真で辿っています。2014/05/18

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

39
著者は、1914年生まれ、今年101歳になる日本初の女性報道写真家。笹本さんが撮影した時代を代表するような人と出来事の写真が短い説明と共に掲載されていて興味深い。でも何より、ニュースに登場した笹本さんが100歳を超えるとは信じられないほど美しくおしゃれで話が魅力的だったことが本書を手に取った直接の理由だ。まだ女性がプロフェッショナルな仕事を持たなかった時代に道を切り開いた方なので、スゴイ強さを持った方なのだろうけれど、同時にとても魅力的だ。こんな風に歳を重ねる人もいるのだということがとても刺激になった。2015/09/24

kinkin

32
笹本恒子さんは昭和15年から報道写真家として活躍されている。そして99歳になる現在も現役。この本は彼女が、昭和を生き抜いた、また活躍されている著名人の写真を基に構成されている。どの写真もモノクロームで、陰影が美しい。被写体の人たちの穏やかで優しい顔で和むことができた。写真集だけでなく昭和の記録としても評価されるべき一冊だと感じた。2014/05/27

雨巫女。@新潮部

9
《私‐図書館》しかし、もう会えない人達が、多いですが、イキイキしている。2012/07/20

小太郎

6
写真を通してこれほど昭和を感じさせて貰えるとは思いませんでした。2017/06/06

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